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毎週の問い合わせ件数を資料に載せる場合、数字の出典、集計期間、更新した日が分からないと比較できません。ページの共有や再編集に加え、どの更新を自動で行い、どこを人が確認するかを具体的に説明します。

この記事の目次
01

資料を編集しながら使う仕組み

発表では、Living Pagesは「エージェントやチームメンバーとの共同作業のために設計された、新しいタイプのドキュメント」と説明されています。掲載した公式画像のように、複数の人とChatGPTが、同じページの上で、同時に作業するイメージです。

ひとつ、書いておきたいことがあります。前の記事で紹介したChatGPT Spaceの公式ドキュメントでは、この機能は、ただの「ページ(page)」と書かれています。

Spaceの機能ページには「living documents(生きた文書)」「self-updating pages(自己更新するページ)」という言い方が出てきますが、元記事で確認した範囲(2026年9月30日時点)では、発表のほかに「Living Pages」という名前そのものは見当たりませんでした。

発表の説明とドキュメントの「ページ」は、できることがよく重なるので、この記事では同じ機能として説明します。ただし、この名前の対応を、公式が書いているわけではありません。

提供は、Pro、Business、Enterpriseプランです。

「Q4 launch plan」のページを、Maya、Ian、ChatGPTが同時に編集している公式ビジュアル(出典:OpenAI)
「Q4 launch plan」のページを、Maya、Ian、ChatGPTが同時に編集している公式ビジュアル。公式資料で紹介された画面や外観を確認するための画像です。 出典:OpenAI。
02

ページの上でできること

発表で挙げられたのは、次のとおりです。

ChatGPTでできることは、すべてページの上でできる

ChatGPTやdotと協力して、グラフ、操作できるダッシュボード、画像を作る

見出し・箇条書き・表で、内容を整理する

チームを招待して、コメントや直接編集でアイデアやフィードバックを加えてもらう

そのあと、dotやChatGPTをタグ付けして、内容の修正や、次のステップへの対応を頼む

流れにすると、次のようになります。

公式ドキュメントには、作り方の細かい説明もあります。

Generate(下書き):編集中に / を開き、書きたい内容の目的・形式・残したい情報を伝えると、その場で下書きが入ります。受け入れる、変更を頼む、元に戻す、のどれかを選べます

Visualize(見せ方):たとえば、説明のための図、画面のデザイン、読む人が数字を変えられる小さな電卓などを作れます。アプリ、画面、ウィジェット、図の出発点も選べます。共有する前に、できあがったものの操作を、自分で試すよう案内されています

Image(画像):その場で生成するか、手元の画像を添付します

ブロックの一覧や、共有の決まりは、ChatGPT Spaceの記事にまとめています。

Living Pagesの使い方の流れ(Duke作成)
Living Pagesの使い方の流れ。工程のつながりを読み、どこで結果を確認するかを押さえます。 図:Duke note。
03

AIへの頼み方は、4つの場所で使い分け

「@ChatGPTに頼む」と一口に言っても、公式ドキュメントでは、目的によって場所を使い分けるよう整理されています。

大事なのは、AIへの依頼と、人へのコメントを、間違えないことです。@ChatGPTや@dotを付けると、そのAIに「やって」という依頼が飛びます。人へのコメントは、フィードバックとして残るだけです。公式ドキュメントにも、送る前に宛先を確認するよう書かれています。

公式ドキュメントにある、@での頼み方の例です。

「ほかは変えない」と、範囲を絞って頼んでいるところがポイントです。もうひとつ、面白い例があります。概要(ブリーフ)に書かれたローンチ日が、リンク先の計画では「まだ承認が必要」になっていた場合の例です。

まず、リンク先の出典を確認します。そのうえで、その文を選んで「Ask for change」を使い、「日付は、提案中で承認待ちと書き直してください。

日付と出典のリンクは、そのままにして」と頼みます。AIに書き直してもらう前に、人が出典を確かめる流れになっています。

AIへの頼み方:4つの場所(Duke作成)
AIへの頼み方:4つの場所。図の分類と、本文の具体例を対応させて読みます。 図:Duke note。
04

「更新され続ける」は、どこまで使える?

タイトルにもある「生きた(Living)」の意味を、いちばん強く感じさせるのが、ページの自動更新です。発表では、次のように説明されています。

接続されたツールの情報をもとに、ページを自動更新する設定も可能

たとえば、最新の作業状況を反映するToDoリストや、接続したデータソースの更新に合わせて最新に保たれる、製品チームの進捗管理表

Spaceの機能ページでも、「self-updating pages」として、接続したツールをもとにページを最新に保てると紹介されています。そのうえで、FAQには、次のように書かれています。

変更が必要なときは、ChatGPTにページの更新を頼む

定期的な更新は、更新する内容、使う情報源、実行の頻度を書いた自動化(automation)を設定し、あとでページに戻って、変更を確認する

一方、公式ドキュメントの書き方は、もう少し慎重です。

Work with the agent in Spaceのページには、次の趣旨が書かれています。

「Keep Updated」は、開始時点では使えません

定期的に回したい作業は、チャットでChatGPTに頼んで、保存されたスケジュールを確認する

ページや指示の中に、更新の周期を書いても、それだけでは、タスクが設定されたことにはならない

発表にはページの自動更新が紹介されていますが、現在の操作ガイドでは「Keep Updated」は開始時点で未提供です。定期更新を頼む場合は、チャットから保存したスケジュールと、実行後のページを確認します。文章に更新周期を書いたことだけで、設定完了とは判断しません。

設定したあとは、保存されたタスク、実行のタイミング、有効になっているか、そして、実際に動いた結果とページの更新を、順番に確かめる

スケジュールのタスクについては、公式ドキュメントのScheduled tasksに、次のような案内があります。

Webで動かすタスクは、アップロードしたファイルや、接続したツール、スキルやプラグインが使える

予約する前に、普通のチャットで、指示を試す

最初の数回の結果を見て、指示・道具・周期を調整する

実行の状況と結果は、「Scheduled」の画面で見られる

なお、スケジュールの機能は、ワークスペースで有効になっている場合に使えます。組織のアカウントでは、管理者の設定に左右されます。

「自動更新」の書き方の違い(Duke作成)
「自動更新」の書き方の違い。図の分類と、本文の具体例を対応させて読みます。 図:Duke note。
05

使い始めるなら

最初から、自動更新まで組もうとしないほうが、安全だと思います。

更新が必要な資料を、ひとつだけ選ぶ(たとえば、週ごとの進み具合をまとめる表)

手で更新して、AIに直させるを、何回か繰り返して、ページの形を固める

そのあとで、チャットでスケジュールを頼み、保存された内容と、実際の1回目の結果を確認する

「生きた資料」は、便利なぶん、いつ時点の数字なのかが見えなくなりがちです。ページに、更新した日と出典のリンクを残しておくと、あとで読む人が助かります。

また、複数人で使うときは、公式ドキュメントにあるとおり、同じページを見ていても、それぞれが違うエージェントや、接続したツール、指示を使っていることがあります。

誰がどこを直すのかを、先に決めておくと、混乱しにくいと思います。ページに貼った外部の文章にも、悪意ある指示が入る可能性があるので、AIが読んだ内容は、うのみにしない、という基本も変わりません(詳しくはChatGPT Spaceの記事)。

06

毎週の報告をページにまとめる例

週報をLiving Pagesで扱うなら、ページに載せる数字の出典と期間を先に決めます。「売上が増えた」という文だけでは、前週との比較なのか、前年との比較なのかが分かりません。週の開始日と終了日、税込・税抜、集計の更新日時を一緒に載せると、後から読む人も数字の意味を追えます。

AIには、元データに含まれる数字を表へまとめ、変化が大きかった項目の説明を下書きする役割を頼めます。元データにない原因を推測で断定しないよう、確認が必要な点を別欄へ残します。担当者が数字と説明を照合した後、共有する流れです。

公式のSpaceガイドでは、Keep Updatedは提供開始時点では利用できないと説明されています。ページが更新できることと、設定なしで自動更新されることを混同しないでください。定期更新を設定する場合は、保存したタスクの時刻、接続先、実際の実行結果を別途確認します。

数字を載せる報告ページの例
項目載せる内容
集計期間2026年9月21日〜27日(JST)
出典売上台帳の対象シートと更新日時
数字売上・件数・前週との増減
説明確認できた理由と、確認中の理由を区別
共有閲覧できる相手と、更新を担当する人
QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

Living Pagesは、作っただけで自動更新されますか?

公式のSpaceガイドではKeep Updatedは提供開始時点で未提供と説明されています。編集できることと、定期更新が設定されていることを分けて確認します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
報告ページの数字には、何を一緒に載せますか?

集計期間、元データ、更新日時、単位を載せます。数字の意味を後から追えるようにし、AIが書いた増減の理由も元データと照合します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。

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