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案件ごとの資料、依頼文、AIが作った下書きが別々の会話に散らばると、どれが最新か分かりづらくなります。Spaceに案件の資料をまとめ、ページを共有し、同じ材料で作業する流れを見ると役割が分かります。

この記事の目次
01

Spaceに集める資料と会話

Spaceは、ChatGPTのなかで、ページ、ファイル、共有した仕事をまとめて置いておく場所です。ChatGPTと一緒に書いたり直したりでき、そこに他の人を招いて、共同で仕事を進められます。

入れ物の関係は、次のとおりです。

ワークスペース:いまサインインしている個人や組織の環境

Space:そのワークスペースで扱える仕事の置き場

スペース(小文字の、テーマやチームごとの束):たとえば「デザインスタジオ」「調査プロジェクト」。共有すると、中のページに入れる

ページ:ChatGPTと一緒に編集する文書。メモ、計画、チームのハンドブックなど。子ページも作れる

Spaceには、ページのほかに、スプレッドシート、プレゼンテーション、Sites、画像、ファイルも集まります。Google Driveなどの接続したアプリのファイルも、元の権限のまま参照できます。

多数のページやスライドが並ぶChatGPT Spaceの公式ビジュアル(出典:OpenAI)
多数のページやスライドが並ぶChatGPT Spaceの公式ビジュアル。公式資料で紹介された画面や外観を確認するための画像です。 出典:OpenAI。
02

ページでできること

ページは、ブロックを並べて作ります。編集中に / を入力すると、追加できるブロックのメニューが開きます。

面白いのは、次の3つだと思います。

Visualize:たとえば、「チームの人数・期間・1人あたりの週のコストを変えられる、予算の電卓」のように、読む人が触って試せる表現を、ページの中に作れます

Prompt(プロンプト)ブロック:読む人が、ワンクリックでチャットを始められる「依頼」を、ページに置けます。「このページの未決定事項をまとめて、次の3つの手を提案して」のような使い方です

@メンション:人だけでなく、エージェントやファイル、過去のチャットも参照できます。内容をコピーせずに、出典を近くに置いておけます

そのほか、選んだ文章に「Ask for change」で修正を頼んだり、コメントに@ChatGPTを付けて依頼したりもできます。

ページに足せるブロック(Duke作成)
ページに足せるブロック。図の分類と、本文の具体例を対応させて読みます。 図:Duke note。
03

AIといっしょに使う

Spaceでは、ChatGPT、Codex、そしてdotを、ページのなかで呼び出せます。

ページの横の会話で、相談や大きな修正を頼む

文章を選んで、その場で修正を頼む

ページの中や、コメントで、@ChatGPTや@dotに依頼する

常時稼働のAI「dots」も、Spaceの中のファイルで、そのまま使えます。詳しくは、dotsの記事をどうぞ。

また、同時に編集するとき、それぞれの人が、自分のChatGPTを使って、共有のページに質問や変更をします。「みんなで同じAIを使う」わけではなく、「各自のAIが、同じページを手伝う」形です。

04

共有の決まりと、注意点

チームで使う道具として、共有の決まりは大切です。

アクセスの種類:閲覧(View)、コメント(Comment)、編集(Edit)。選べる権限は相手の種類で変わり、たとえばチームへの招待では、コメント権限がなく、閲覧か編集だけの場合があります

ページ単位でも、スペース単位でも共有できます。スペースを共有すると、中のページに入れます。ページを共有すると、その子ページにも入れます

継承に注意:直接の招待を外しても、親のページやスペースから受け継いだアクセスは、消えません

私的なチャットや、メモリは、共有されません。ただし、あなたやChatGPTが、ページに書いた内容は、アクセスできる人に見えます。メモリから引いた個人の情報が混ざっていないか、共有の前に確認します

リンク先のファイルは、それぞれの元の権限のままです。ページを読めても、リンク先を開けるとは限りません

ChatGPT Enterpriseのドキュメントには、ページやツールの結果に「プロンプトインジェクション」(悪意ある指示の埋め込み)が入りうるという注意もあります。ガードは、リスクを減らすものであって、なくすものではありません。

05

提供状況:食い違いに注意

Spaceは、Pro、Business、Enterpriseで使えます。ページの作成と編集は、Webとデスクトップです。モバイルでは、ページを見る・探す・共有するところまでで、編集は近日です。

ここで、注意点があります。公式の振り返りでは、スライドの共同編集が、Pro・Business・Enterpriseで使えると書かれています。一方、Spaceの機能ページには、「共同編集のスライドとスプレッドシートは近日」と書かれています。

また、公式ドキュメントでは、ページの自動更新(Keep Updated)は、開始時点では使えないとされ、定期的な更新は、チャットで頼んだ「スケジュールされたタスク」で設定します。

ご自身のアカウントに何が表示されるかで、確かめてください。

Spaceの提供状況(Duke作成)
Spaceの提供状況。行ごとの対象と条件を比べます。順次提供や対応予定については、本文の確認時点の情報も参照してください。 図:Duke note。
06

始め方

最初は、すでにある会話や、メモを、ページにしてみるのがよいと思います。公式ドキュメントの例が、まさにそれです。

ポイントは、「事実と出典のリンクは残す」「未解決の質問は最後に並べる」と、頼み方の段階で書いていることです。利用例として、分からないことを、AIに推測で埋めさせないための一言として使います。ページにまとまったら、共有の前に、日付や数字を元の資料と照らして確かめます。

07

案件ごとに資料をまとめる手順

たとえば「秋の展示会」という案件なら、目的、締切、担当者、決まった内容を1ページにまとめます。別のページに、会場情報、見積もり、説明資料を整理します。資料をすべて1枚へ詰め込むより、読む目的ごとに分け、どれが最新かをタイトルと更新日で示すと探しやすくなります。

AIへ依頼するときは、参照してほしいページと、変えてよい部分を指定します。費用の見積もりを説明資料へ転記するなら、数値を変えず、対象ページだけを更新するよう頼みます。元のファイルへのリンクを共有しただけでは、相手に元ファイルの閲覧権限が付くとは限りません。

最初に共有相手の1人へ確認してもらい、Space、ページ、参照ファイルを意図した権限で開けるかを見ます。会話へ回答してほしい依頼と、ページそのものを編集してほしい依頼は、文の中で明示すると意図が伝わりやすくなります。

QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

Spaceと、その中のページは何が違いますか?

Spaceは案件の資料や会話を扱う場所で、ページはその中で目的ごとに整理する資料です。計画、参照情報、報告などに分けると必要な資料を探しやすくなります。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
Spaceを共有すれば、元のファイルも見えますか?

参照ファイルが別のサービスにある場合、元ファイルの閲覧権限も確認します。Space・ページ・参照先を意図した相手が開けるか確かめてください。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。

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