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CodexとClaude Codeの併用とは、同じ開発の中で二つのAI開発ツールを使い分けることです。たとえば片方で実装し、作業を止めてからもう片方に変更内容を確認してもらいます。
会話の履歴が自動で共有されるとは限らないため、作業対象と現在の状態をファイルへ残します。この記事では、単価500円・3個の合計を直す小さな例で、引き継ぎ前後の確認手順を説明します。
この記事の目次
まずは実装とレビューを順番に分ける
二つのAIへ同時に「全部直して」と頼むと、一方が変更中のファイルをもう一方が古い前提で書き換えることがあります。どちらの変更を採用したか追いにくくなるため、最初は順番に担当を切り替えます。
今回の例では、最初の担当が合計金額の計算を修正し、テスト結果を残します。次の担当は差分とテストを読み、見落としを確認します。この分担は運用の例であり、どちらの製品が常に実装やレビューで優れているという比較結果ではありません。
| 段階 | 最初の担当 | 次の担当 |
|---|---|---|
| 実装中 | 対象ファイルを修正する | 同じファイルを編集しない |
| 引き継ぎ | 変更とテストを記録して停止 | 記録と実ファイルを照合する |
| レビュー | 指摘を受け取る | 根拠と再現条件を示す |
| 仕上げ | 採用する修正を行う | 必要な確認結果を残す |
共通ルールと今回の作業メモを用意する
CodexではAGENTS.md、Claude CodeではCLAUDE.mdが、プロジェクトの指示を置く代表的な入口です。読まれる範囲や読み込み規則はツールごとに異なります。片方のファイルを置いただけで、もう片方にも同じ指示が届いたと考えないでください。
共通にしたい方針は、テスト方法、編集対象、公開や秘密情報の扱いなどに絞ります。各ツールの入口から共通文書を参照し、現在のセッションで読み込めたことを確認します。今回の進捗や失敗ログは、長期ルールへ継ぎ足さず別の引き継ぎメモにします。
引き継ぐ直前の状態を確かめる
最初に、どのフォルダー・ブランチで作業しているかを記録します。Gitを使う場合はgit statusで変更ファイルを確認し、git diffで差分を読みます。Gitはファイルの変更を記録する仕組みで、差分を見ること自体は外部公開ではありません。
未コミットの変更があるなら、それも引き継ぎ対象かを明記します。ユーザーが作業中の別ファイルは、その人の変更として残します。引き継ぎのためだけに、すべての変更を一括コミットしたり、外部へpushしたりする必要はありません。
絶対パスには個人名が含まれる場合があります。自分のローカルメモでは場所を特定できる形で記録し、公開記事や第三者へ渡す資料ではプロジェクトからの相対パスへ置き換えます。
そのまま使える引き継ぎメモ
次の例は、このサイトの読者向けに用意した自作計算コードの記録です。合計の式と入力チェックを直し、同じ8条件を実行した結果を残しています。実際にCodexとClaude Codeを同時実行したログではありません。
重要なのは、完了したことと次に調べることを区別する点です。「問題なし」とだけ書かず、確認できた範囲を具体的に残します。実行できなかった処理は、その理由も書きます。
受け取った側は、実ファイルを読んでから始める
引き継ぎメモは、その時点の記録です。記録後に人が直しているかもしれないので、次の担当は最初に対象ファイルと差分を読みます。メモと違う場合は、新しい変更を消さず、どこが変わったか確認します。
テストも「前の担当が通ったと言っている」ことと、「現在のファイルで自分が通した」ことを分けます。必要な確認を一度実行し、結果を更新してください。同じ情報を何度も広く探索し直すより、変更点と未確認事項へ集中できます。
同時に進める場合は、作業場所と担当ファイルを分ける
同時作業が必要になったら、Gitのworktreeなどを使い、別の作業用フォルダーを用意する方法があります。worktreeは、同じリポジトリに対する別のチェックアウトを作る仕組みです。単にチャットを二つ開くこととは違います。
フォルダーを分けても、最後には変更を統合する担当が必要です。共通の型定義や依存関係を別々に変えると、ファイルが衝突しなくても動作が合わなくなることがあります。担当、変更範囲、統合の順番、最後に実行するテストを先に決めます。
この段階はGitの差分や統合を確認できる方が対象です。最初は順番に引き継ぐ方式で十分です。AI開発と変更管理を体系的に学ぶ方へ、Codexを題材にした技術書を紹介します。
利用枠は、同じ仕事を繰り返していないかで見直す
併用しただけで利用料金やトークンが減るとは限りません。両方に同じ全ファイルを調べさせれば、調査が重複します。効果を見たいときは、同じ規模の作業で、完了までの時間、やり直し回数、各サービスの利用状況を記録します。
「レビュー件数が多い」だけでも良い評価にはなりません。修正が必要だった指摘、誤検出、未確認のまま残ったものを区別してください。詳細はGPT-6のサブエージェントと利用枠の考え方も参考になります。
最後に一つの完成状態へまとめる
引き継ぎが終わったら、現在の完成版、残る課題、実行したテストを一か所へ記録します。最初の担当と次の担当のどちらかを、最終確認の責任者に決めると、双方が「相手が確認したはず」と考える状態を防げます。
具体的な不具合の確認はコードレビューから修正・テストまでの例へ。実行許可の設定で止まる場合はClaude Codeの権限設定で原因を確認できます。
- 作業場所と対象ファイルが一致している
- ユーザーの変更を保持した
- 引き継ぎ後のテスト結果を確認した
- 未確認事項を残した
- 最終版と確認担当が決まっている
よくある疑問を、ここで。
使い始める前に、気になるところから。
AGENTS.mdとCLAUDE.mdは両方必要ですか?
使うツールの公式な指示入口を確認します。両方を使う場合も、同じ長文を二重管理するより、共通方針を参照できる構成と実際の読み込み確認を用意します。
必ず二つのAIを同時に動かす必要がありますか?
ありません。最初は実装を止めてからレビューを依頼する順番で進めると、変更の衝突と重複作業を確認しやすくなります。
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出典と、この記事について
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