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生成AIパスポートの勉強方法は、「今のシラバスに合った教材を1冊選ぶ→5つの章を順に読み、章末の問題を解く→模擬問題で60問60分を練習する」が基本です。2026年2月の試験からシラバスが改訂され、公式テキストは第4版になっています。
この記事では、2026年9月25日に確認したGUGA(生成AI活用普及協会)の公式情報をもとに、章ごとの進め方と、本番で解き切るための練習を説明します。
この記事の目次
結論:第4版対応の教材1冊で5章を読み、模擬問題で60問60分を練習する
生成AIパスポートは、60分で60問を解くオンライン(IBT)の試験です。受験料は一般11,000円・学生5,500円(税込)で、年5回(2月・4月・6月・8月・10月)行われます。
勉強方法の基本は、今のシラバスに合った教材を1冊選び、5つの章を読みながら章末の問題を解くことです。2026年2月の試験から、シラバスと公式テキスト(第4版)が新しくなっています。
読み終えたら、模擬問題で60問を60分で解く練習をします。1問1分のペースに慣れておくと、本番で時間が足りなくなりません。
2026年8月の試験は32,877人が受け、合格率は81.21%でした。合格率は高めですが、5人に1人は不合格になっています。
試験の形を先に確かめる
勉強を始める前に、試験の形を確かめておくと、何を練習すればよいかが分かります。
問題は、4つの選択肢から「適切なもの」または「不適切なもの」を、1つまたは複数選ぶ形式です。複数を選ぶ問題があることが、ほかの試験との大きな違いです。
パソコン・スマホ・タブレットから、試験期間中いつでも受けられます。推奨はパソコンと安定したインターネット回線です。
合格の基準点は開示されていません。結果は、試験を受けた月の翌月中旬(20日ごろまで)に公開されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験料 | 一般11,000円・学生5,500円(税込) |
| 時間と問題数 | 60分・60問 |
| 形式 | オンライン(IBT)。4つの選択肢から適切・不適切なものを1つまたは複数選ぶ |
| 回数 | 年5回(2月・4月・6月・8月・10月) |
| 合格基準 | 開示されていない |
| 資格の期限 | 無期限(任意の資格更新テストあり) |
出題範囲:5つの章と、第4版で増えた内容
2026年2月の試験から使われているシラバスは、次の5章です。公式テキスト第4版も、この章立てに合わせています。
- AI(人工知能):AIの定義、歴史、機械学習とディープラーニングの基本。
- 生成AI(ジェネレーティブAI):生成AIとは何か、文章・画像などの生成の考え方。
- 現在の生成AIの動向:主なサービスやモデル、活用の例。
- 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則:著作権・個人情報などのリスク、ガイドライン、法律。
- テキスト生成AIのプロンプト制作と実例:指示の書き方と、その実例。
GUGAの発表によると、改訂では最新のモデル(GPT-5など)、RAG、AIエージェント、AI事業者ガイドライン(第1.1版)、2025年6月に公布された「AI新法」が加わりました。古い版の教材では、これらが足りない点に注意してください。
教材の選び方:第4版に対応しているかを最初に見る
教材を選ぶときに一番大事なのは、2026年2月からのシラバス(公式テキスト第4版)に対応しているかです。対応していない教材では、増えた範囲の問題に答えられません。
主な選択肢は3つです。
- 公式テキスト第4版:GUGAが案内する公式の教材。2025年10月から販売されている。
- 公認のテキスト&問題集:説明と演習問題、模擬問題が1冊にまとまっている。
- 試験対策講座:GUGA公認の講座を提供する会社がある。短期間で学びたい人向け。
独学なら、説明と問題が1冊にまとまった教材から始めると、別に問題集を買う必要がなく、始めやすくなります。
公式テキストの購入先や公認の教材は、GUGAの生成AIパスポートのページに案内があります。
勉強時間の目安:15〜20時間
GUGAは、勉強時間の目安を公表していません。この記事では、教材のページ数と試験の形から、15〜20時間を目安にします。
第4版対応の教材は200〜300ページほどです。1時間に30〜40ページ読むとすると、1回読むのに6〜10時間かかります。
章末の問題と模擬問題、間違えた所の見直しに同じくらいの時間をかけると、合計で15〜20時間になります。
ITやAIの用語に慣れている人は短く、初めての人は長めに見込みます。1日1時間なら2〜3週間、1日2時間なら1〜2週間が目安です。
章の進め方:つまずきやすいのは第4章と第5章
章は基本的に順番に読みます。第1章と第2章の用語が、後の章の説明で何度も出てくるためです。
つまずきやすいのは、次の2つの章です。ここには時間を多めに配ります。
- 第4章(情報リテラシー・AI社会原則):法律やガイドラインの名前と、何を決めているかを取り違えやすい。
- 第5章(プロンプト制作):読むだけでは身につきにくい。実際にChatGPTなどで指示を書いて試すと覚えやすい。
第3章(動向)は、サービス名やモデル名が多く出てきます。細かい数字より、「どの会社の何というサービスで、何ができるか」を押さえます。
1つの章を読んだら、その日のうちに章末の問題を解きます。読むだけで次の章に進むと、前の章の内容を忘れやすくなります。
2週間の計画表(合計18時間)
平日1時間、週末2〜3時間で進めると、2週間で18時間ほど取れます。表「2週間の計画の例」は、その配分の例です。
2026年10月の試験は、10月1日から31日まで受けられます。申込は9月30日23時59分までなので、計画を立てたら先に申し込んでおくと、勉強を後回しにしにくくなります。
| 日 | やること | 時間 |
|---|---|---|
| 1〜3日目 | 第1章・第2章を読み、章末の問題を解く | 4時間 |
| 4〜6日目 | 第3章を読む。サービス名とできることを一覧にする | 3時間 |
| 7〜9日目 | 第4章を読み、法律・ガイドラインの名前と中身を書き出す | 4時間 |
| 10〜11日目 | 第5章を読み、実際にAIに指示を書いて試す | 3時間 |
| 12〜13日目 | 模擬問題を60分で解き、間違えた所を読み直す | 3時間 |
| 14日目 | 間違いの記録を読み返し、受験環境を確かめる | 1時間 |
「1つまたは複数を選ぶ」問題の解き方
生成AIパスポートでは、正しい選択肢を1つだけでなく、複数選ぶ問題があります。1つ見つけて安心して次に進むと、残りを選び忘れて点を落とします。
- 問題文の「適切」「不適切」に印を付ける:どちらを選ぶ問題かを、最初に確かめる。
- 4つすべてを判断する:選択肢ごとに「○」「×」を決めてから答える。
- 迷う選択肢は根拠で決める:「必ず」「常に」「すべて」など言い切る言葉がある選択肢は、例外がないかを考える。
練習のときから、1つ選んで終わりにせず、4つすべてに○×を付ける癖をつけておくと、本番でも慌てません。
60問60分:1問1分のペースを守る
60分で60問なので、1問にかけられるのは平均1分です。複数を選ぶ問題は時間がかかるので、簡単な問題を早く解いて時間を残します。
分からない問題は、30〜40秒考えて決まらなければ、いったん答えを選んで先に進みます。時間を過ぎると自動で試験が終わるため、未回答を残さないことが大切です。
模擬問題を解くときは、必ず時計を見ながら60分で区切ります。時間を測らずに解いた練習は、本番の練習になりません。
途中で手が止まりやすい章が分かったら、その章だけもう一度読み直します。
点を落としやすい3つの間違い方
模擬問題で間違えた問題を見直すと、多くは次の3つのどれかに当てはまります。自分に多い間違い方を知っておくと、見直す場所を絞れます。
- 選び忘れ:複数選ぶ問題で、正しい選択肢を1つしか選んでいない。4つすべてに○×を付ける練習で直る。
- 「適切」と「不適切」の読み違い:不適切なものを選ぶ問題で、適切なものを選んでいる。問題文に印を付ける癖で直る。
- 似た名前の取り違え:ガイドラインや法律、サービスの名前を取り違えている。名前と中身を1行ずつ書き出すと直る。
間違いを見直すときは、「知らなかった」のか「知っていたのに読み違えた」のかを分けて記録します。読み違いが多い人は、知識を増やすより解き方を直すほうが早く点が上がります。
第4章で押さえる法律・ガイドライン
第4章は、生成AIを使うときのリスクと、社会のルールを扱います。次のものは、名前と「何を決めているか」を一言で言えるようにします。
- 著作権法:生成AIの学習と、生成物の利用で問題になる場面。
- 個人情報保護法:個人情報を生成AIに入力するときの注意点。
- AI事業者ガイドライン:AIを開発・提供・利用する事業者が気を付けること。シラバスは第1.1版に対応。
- AI新法:2025年6月に公布された、AIの研究開発と活用を進めるための法律。
シラバスは第1.1版に合わせていますが、AI事業者ガイドラインは2026年3月に第1.2版が公表されています。試験の範囲は第4版の教材の内容を基本にしてください。
第5章のプロンプトは、実際に書いて覚える
第5章は、指示(プロンプト)の書き方と実例です。読むだけより、実際にChatGPTなどに指示を書いて、答えがどう変わるかを見たほうが早く身につきます。
試すときは、次の要素を入れた指示と入れない指示を比べてみてください。
- 役割:「あなたは新人研修の講師です」のように立場を決める。
- 条件:文字数・対象の読者・使ってはいけない言葉など。
- 出力の形:箇条書き・表・3つに絞る、など。
- 例:答え方の見本を1つ示す(Few-shot)。
例を示す書き方はFew-shotとは?で、役割の決め方はシステムプロンプトとは?で詳しく説明しています。
受験のルール:外部の情報とAIツールは使えない
オンラインで受ける試験ですが、何を使ってもよいわけではありません。GUGAの試験概要では、次の行為が禁止されています。
- 試験に関係のない外部の情報を見て、答えに使うこと。
- 試験問題を外部のサービス・AIツール・検索サービスに送って、答えを得ること。
- ほかの人から助言や支援を受けること(会話、合図、問題の読み上げなどを含む)。
- 申込者以外の人が受験すること。
GUGAは、取得したログ・映像・操作履歴などから不正があったと判断した場合、その試験を無効(失格)にすることがあるとしています。勉強は「何も見ずに答えられる」状態を目標にしてください。
公式の無料アプリと、すき間時間の使い方
GUGAの生成AIパスポートのページでは、LINEで使える無料の「AIクイズアプリ」が紹介されています。公式テキストの内容をもとにAIが問題を出し、試験を簡易的に体験できるものです。
通勤中など、机に向かえない時間の復習に向いています。一方で、試験の形(60問60分、複数選択)そのものの練習には、教材の模擬問題を使います。
ほかの無料サイトやアプリを使うときは、出典と更新日を見て、2026年2月からのシラバスに合っているかを確かめてください。
1週間しかないときの進め方
申込の締切が近く、1週間しか取れない場合は、1日2時間を目安に、読む範囲と解く範囲を絞ります。
- 1〜2日目:第1章・第2章を読み、章末の問題を解く。
- 3〜4日目:第4章(法律・ガイドライン)を読み、名前と中身を書き出す。
- 5日目:第3章と第5章を読む。第5章は1つだけでも実際に指示を書いて試す。
- 6〜7日目:模擬問題を60分で解き、間違えた所だけ読み直す。
ITやAIの用語に初めて触れる人が1週間で受けるのは、かなり急ぎ足です。次の試験(年5回)に回す選択肢も考えてください。
受ける前日の確認リスト
試験は期間中いつでも受けられるので、自分で日時を決めます。前日までに次の項目を確かめておくと、当日に慌てません。
結果は試験を受けた月の翌月中旬(20日ごろまで)に公開されます。合否の通知メールには、全受験者の得点を集計・分析した結果も載ります。
- 受けるパソコンと、安定したインターネット回線
- 周りに人がいない、話しかけられない場所と時間
- 机の上に教材やメモを置かない
- 60分を途中で止めずに取れる時間
- 模擬問題を60分で解いて、時間内に終わることを確かめた
よくある疑問を、ここで。
使い始める前に、気になるところから。
生成AIパスポートの勉強時間はどのくらいですか?
GUGAは目安を公表していません。この記事では、教材のページ数と試験の形から15〜20時間を目安にしています。1日1時間なら2〜3週間、ITやAIの用語に初めて触れる人は長めに見込んでください。
1週間で合格できますか?
1日2時間取れれば、範囲を絞って間に合う人もいます。第1・2・4章を優先し、最後の2日で模擬問題を60分で解いてください。用語に初めて触れる人は、次の試験に回すことも考えてください。
勉強に使えるアプリはありますか?
GUGAのページで、LINEで使える無料の「AIクイズアプリ」が紹介されています(2026年9月25日確認)。すき間時間の復習に向いており、60問60分の練習には教材の模擬問題を使います。
生成AIパスポートは難しいですか?
2026年8月の合格率は81.21%で、難易度は高くありません。ただし5人に1人は不合格です。複数を選ぶ問題と、法律・ガイドラインの章で点を落としやすいので、ここを重点的に準備してください。
過去問は公開されていますか?
GUGAの生成AIパスポートのページには、過去問の公開についての記載はありません(2026年9月25日確認)。教材の章末問題・模擬問題と、公式の無料アプリで練習してください。
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出典と、この記事について
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- GUGA:生成AIパスポート、2026年試験のシラバス改訂および資格更新テスト(2025年10月1日)(新しいタブで開きます)
- GUGA:2026年8月試験の結果(2026年9月18日)(新しいタブで開きます)
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