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インテントデータは、料金ページの閲覧や資料請求など、商品を調べる行動の記録です。購入を検討していそうな企業や人を探し、営業が詳しく確認する順番を考えるために使います。

たとえば、同じ企業から研修の料金ページへの訪問と比較資料の請求があれば、検討している可能性を考えられます。ただし、調査目的の閲覧もあります。行動の記録と顧客の条件を照らし合わせ、相談時に必要な内容を確かめます。

この記事では、架空の法人研修の例で、自社と外部から得られる情報の違い、営業先の優先順位、データ提供会社への確認項目を説明します。

この記事の目次
01

インテントデータとは?購入検討の兆候を示す情報

インテントデータは、商品や課題を調べる行動から、関心や購入検討の兆候を捉えるための情報です。料金ページの閲覧や資料請求などを材料に、営業が確認する相手と順番を考えます。

研修の料金ページを見た事実からわかるのは、そのページへアクセスがあったことです。予算がある、今月買う、決裁権がある、といった情報まではわかりません。

営業へ渡すときは、「購入意欲が高い会社」ではなく「料金ページへのアクセスがあり、対象企業の条件にも合うため確認したい」のように、観測した事実と判断を分けます。

インテントスコアという点数を使うサービスもありますが、何を何点にしたかは提供元によって違います。90点を購入確率90%と読まないでください。定義、対象期間、更新頻度を確認する必要があります。

02

自社サイトの行動と、外部提供のデータの違い

自社サイトでの資料請求や相談は、自社との接点で得た情報です。外部のメディアやデータ提供会社から得る情報は、取得する場所や推定方法が異なります。対象企業がわかっても、個人の担当者までわかるとは限りません。

自社サイトの行動と、外部提供のデータの違い
情報の例読み取れること読み取れないこと
本人から見積もり希望具体的な相談の意思必ず契約するか
自社の料金ページ閲覧料金への関心の可能性閲覧の本当の理由
外部で特定テーマの調査傾向企業単位の関心の兆候誰が何を決めるか
03

顧客条件への適合度と、関心の強さを合わせて見る

研修の情報を熱心に読む人がいても、個人向けの資格講座を探しているなら、法人研修の対象とは違うかもしれません。行動の強さだけで営業の優先度を決めず、ICPという対象企業の条件も合わせて見ます。

対象に合い、具体的な相談がある場合は優先して対応します。対象に合うが情報収集だけなら、役立つ解説を案内する段階かもしれません。対象が不明なら、無理に点数だけで決めず確認待ちにします。

適合度と関心を別の軸にすると、なぜその対応を選ぶか説明できます。「高得点だから電話する」という運用より、現場で見直しやすくなります。

04

いつの、どんな行動かを確かめる

昨日の具体的な相談と、半年前の資料閲覧を同じ強さで扱わないようにします。更新日や対象期間がわからないデータは、現在の優先度を判断する材料として使いにくくなります。

一回だけの閲覧、複数の関連ページの閲覧、本人の相談希望は、それぞれ意味が違います。ただし、多く見たから必ず買うという決まりはありません。ボットや社内の確認アクセスなど、計測の混入も考えます。

通知する条件は、最初から複雑にせず、営業が確認できる件数へ絞ります。通知が多すぎると、すべて無視される状態になりかねません。

05

本人の相談内容に沿って、連絡を始める

本人が資料請求した場合は、その資料のテーマや、入力した相談内容に沿って対応します。「料金ページを3回見ましたね」と閲覧の監視を前面に出すと、不安を与えることがあります。

外部データを使って連絡する場合は、情報の取得・利用条件、連絡先の扱い、配信停止など、自社のルールと適用される規制を確認します。データを購入したことが、あらゆる営業連絡の許可になるわけではありません。

担当者の確認では、課題があるか、対象に合うか、相談の時期はいつかを確かめます。本人が話していない事情を、推定データから決めつけないことが信頼を保ちます。

06

営業の結果を戻し、条件を直す

通知した件数、営業が確認した件数、対象に合った件数、相談へ進んだ件数を分けます。理由は「情報収集」「対象外」「時期が先」「連絡できず」など、確認できた範囲で残します。

スコアが高い会社から商談が出たとしても、もともと営業が進めていた可能性があります。施策の追加効果を知りたいなら、既存案件を分け、比較できる条件を考える必要があります。

営業が次に確認する相手と、その理由を記録します。誤った通知が多いなら、条件やデータの取得元を見直します。

07

3件の通知を、どう営業へ渡すか

月曜の朝、研修会社の担当へ3件の通知が届いたとします。A社は料金ページを複数回閲覧、B社は見積もりフォームで実施人数と時期を送信、C社は外部のデータで研修への関心が高いと推定されました。通知の件数が同じでも、確認できている内容は違います。

B社は本人が相談しているので、希望した条件に沿って対応します。A社は閲覧の理由がわからないため、すでに商談中か、以前の問い合わせがあるかを確認します。C社はデータの対象期間や企業の照合方法を確かめ、自社が役立てる企業の条件に合うかを先に見ます。

営業へ渡すメモは『B社:本人から見積もり希望、対象15人、来月希望、予算未確認』のように事実で書きます。A社やC社に『今月契約する可能性が高い』と勝手に加えてはいけません。営業が次に聞くことを考えられるだけの情報を残します。

対応結果は『契約した・しなかった』だけにしません。本人と話せたか、課題があったか、対象条件に合ったか、時期が先かを分けます。たとえば外部の高関心通知に対象外が多ければ、営業の電話回数を増やす前に、企業条件やデータの範囲を見直せます。

今回の3件なら、具体的な相談が届いたB社へ対応し、A社とC社は記録を確認します。本人の相談意思、顧客条件、情報の新しさを組み合わせると、対応の理由を営業へ伝えられます。

08

導入先に確認する、データの範囲と更新頻度

提供元には、どのサイトや行動が対象か、企業の特定方法、対象国、更新頻度、除外できるアクセス、情報の利用条件、料金の単位を確認します。自社の対象企業がほとんど含まれないなら、高機能でも使いにくいでしょう。

可能なら限られた範囲で検証し、営業が実際に役立つと判断できたかを見ます。点数が出ること自体を導入効果にしないでください。運用の担当者と確認時間も必要です。

企業選定から考えるならABM、本人の希望を直接聞く仕組みならゼロパーティデータへ。推測を事実へ近づけるには、最終的に相手との確認が欠かせません。

QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

スコア90なら90%で買う?

そのように校正された確率だと確認できない限り、違います。多くの場合は独自の条件や重みから出る評価です。定義、期間、更新頻度と、実際の営業結果を確認します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
料金ページを見た人へすぐ連絡する?

本人の希望や取得・利用条件を確認し、対象に合うかも考えます。閲覧だけで購入を決めつけず、相談の内容や自然な接点に沿って対応します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
購入意欲が高そうな通知が増えたのに商談になりません。何を見直しますか?

通知の総数ではなく、対象に合う企業だったか、担当者へ連絡できたか、具体的な課題があったかを分けます。更新が古い、既存顧客の確認が混ざる、同じ会社の通知が重複すると、営業の時間だけが増えることがあります。営業から理由を戻し、役立たない条件を減らしてください。

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