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たとえば、企業がOpenAIと年間の利用契約を結び、あわせてデザイン用ソフトも必要になったとします。Marketplaceの条件に合えば、契約額の一部を対象製品に充当する選択肢があります。誰と契約し、どこへ支払うかまで確認すると、通常のプラグイン連携との違いが分かります。

この記事の目次
01

対象となる契約と、ソフトウェアの購入

OpenAI Marketplaceは、企業が、パートナーの製品を見つけて、すでに結んでいるOpenAIの利用コミットメントの一部を、対象の製品に充当できるようにする仕組みです(Marketplaceのページの説明)。

発表では「既存の利用契約額」と書かれています。企業がOpenAIと結んでいる、利用額の契約のことだと、理解しています。その契約額の一部を、OpenAI以外のソフトウェアの購入に回せる、というのが、この仕組みの新しいところです。

発表では、対象となる企業のお客様と、承認済みのパートナー製品向けに、ベータ版として提供されていると説明されています。

「OpenAI Marketplace」の文字を中心に、Adobe、Figma、Salesforceなど、パートナーのロゴが並ぶ公式ビジュアル(出典:OpenAI)
「OpenAI Marketplace」の文字を中心に、Adobe、Figma、Salesforceなど、パートナーのロゴが並ぶ公式ビジュアル。公式資料で紹介された画面や外観を確認するための画像です。 出典:OpenAI。
02

購入から精算までの流れ

Marketplaceのページの説明を、順番に整理します。

ページの「購入をリクエスト」から、問い合わせる

対象になるか、そして充当できる金額は、問い合わせで確認する

ソフトウェアの契約と支払いは、パートナーと直接行う

OpenAIは、プログラムの規約に基づいて、利用コミットメントへの充当分を精算する

ポイントは、契約と支払いの相手が、パートナーだということです。OpenAIは、規約に基づいて、利用コミットメントへの充当分を精算する、と書かれています。お金の流れの細かい仕組み(誰が、いつ、何を支払うのか)は、ページには書かれていませんでした。

購入から精算までの流れ(Duke作成)
購入から精算までの流れ。工程のつながりを読み、どこで結果を確認するかを押さえます。 図:Duke note。
03

掲載されているパートナー(最初の32社)

発表では、クリエイティブ業務向けのAdobeとFigma、顧客体験向けのSierra、Decagon、HubSpot、Salesforce、ServiceNow、法務向けのHarveyとLegora、サイバーセキュリティ向けのPalo Alto NetworksとCrowdStrikeなどが挙げられています。

Marketplaceのページには、次の32社が並んでいます(アルファベット順)。

Adobe、Baseten、Basis、CodeRabbit、CrowdStrike、Datadog、Decagon、DevRev、ElevenLabs、Factory、Figma、Glean、Greptile、Harvey、Hex、Higgsfield、HubSpot、Hyperagent、Legora、Lovable、Manus、Notion、Palo Alto Networks、Ramp、Replit、Rogo、Runway、Salesforce、ServiceNow、Sierra、Vercel、Zendesk

掲載した図は、各社の紹介文をもとにした、運営者による用途別の分類です。公式の分類ではありません。

最初の32社(Duke作成)
最初の32社。図の分類と、本文の具体例を対応させて読みます。 図:Duke note。
04

先に確認したい4つ

Marketplaceのページの「よくある質問」には、次のように書かれています。

充当できるかどうかは、OpenAIとの契約、パートナー製品、プログラムの規約で変わる。充当できるか、いくら充当できるかは、問い合わせで確認する

対象は特定の製品。掲載されているパートナーのすべての製品が対象になるわけではない

契約とお支払いは、パートナーと直接行う。OpenAIは、規約に基づいて、充当分を精算する

パートナーとして参加したい企業は、ウェイトリストに登録します。担当チームが、参加資格と今後の手順を確認し、資格要件を満たして、承認を受ける必要があると書かれています。

先に確認したい4つ(Duke作成)
先に確認したい4つ。図の分類と、本文の具体例を対応させて読みます。 図:Duke note。
05

使い始めるなら

企業向けの仕組みなので、試していません。公式の説明を読んだうえでの考えです。

公式のページには、充当できる金額の目安や、条件の細かい説明は載っていません。そのため、企業の担当者の方は、最初に、担当の窓口へ、次の3点を聞くのがよいと思います。

自社の契約で、充当が使えるのか

買いたい製品が、対象の製品に入っているのか

いくらまで充当できるのか

また、支払いはパートナーと直接、精算はOpenAIが規約に基づいて行う、という流れなので、経理や購買の担当と、請求と精算の流れを、先にそろえておくと安心です(これは利用時の一般的な注意で、公式が書いていることではありません)。

06

企業が購入を検討するときの確認例

企業の購買担当者が、すでに結んでいるOpenAIの契約と、これから必要になるソフトウェアを見比べる場面を考えます。最初に契約の担当者へ「当社の契約はMarketplaceの充当対象か」を確認します。次に、導入するソフトの販売条件と、対象になる購入方法を確認します。

たとえば、普段から使うデザイン用ソフトが掲載されていても、現在の契約の更新が対象になるか、新規契約だけかは、商品名だけでは判断できません。購入前に充当額、期間、上限、対象となる契約を確認し、支払いをどこへ行うのかを整理します。公式説明ではパートナーへ直接支払う仕組みです。

個人のChatGPT Proや、一般のプラグインストアとは利用条件が違います。プロジェクトの担当者だけで購入を進めると、契約枠の確認や社内決裁が後から必要になることがあります。購買・情報システム・OpenAI側の契約担当を含めて確認する順番が実務上は役立ちます。

購入前に担当者へ聞く項目
確認項目聞く内容
対象契約自社のOpenAI契約で使えるか
対象商品必要な製品と購入条件が対象か
充当条件上限、期間、認定される購入方法は何か
支払いとサポート契約先、請求先、問い合わせ先はどこか
QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

個人のPro契約も、他社ソフトの購入に使えますか?

個人向けProの月額を、他社の購入に充てる仕組みとしては案内されていません。対象となる企業契約と、Marketplaceの利用条件を契約担当者へ確認します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
掲載されたソフトなら、どんな買い方でも対象ですか?

対象の契約・製品・購入条件を確認する必要があります。既存契約の更新が対象になるかも、購入前に確認してください。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。

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