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転職で年収を高く言ってしまった場合は、帳尻を合わせる説明を増やすより、何の数字を伝えたのかを整理して訂正します。前年の実績、今年の見込み、希望年収を混ぜたのか、意図的に高く伝えたのかでも、説明すべき点が違います。

まず応募書類と伝えた金額を確認し、根拠のある数字へ直してください。訂正すれば採用へ影響しない、と一律に約束することはできません。

この記事の目次
01

何を高く伝えたかを、四つに分ける

前年の実績として今年の見込みを話した、賞与を多く見積もった、手取りと額面を混ぜた、希望額を現年収のように伝えた。まず、どの違いがあるかを確認します。

伝えた数字と本来の数字に加え、対象の年、給与・賞与の内訳、実績か見込みかを書きます。「だいたいそのくらい」という説明を続けるより、条件を揃えて訂正するほうが確認しやすくなります。

意図的に高く伝えたなら、別の理由を作って説明しないようにします。誤った情報を伝えた事実と、正しい数値を簡潔に示します。書類を数字へ合わせて改変する操作は行いません。

数字を整理する項目
項目確認する内容区別する点
前年実績その年に支払われた給与等今年の見込みと別
今年の見込み現在の月額と未確定賞与確定した実績ではない
希望年収応募先へ求める条件現年収ではない
額面・手取り税等の控除前か後か同じ数字として比較しない
02

前年の実績は、同じ期間の記録で照合する

給与収入の確認では、源泉徴収票の「支払金額」を手がかりにします。国税庁の案内でも給与の収入金額に対応する項目として示されています。「給与所得控除後の金額」と取り違えないようにします。

年の途中で転職したなど、記録が複数ある場合は、どの期間を答えるかを採用担当へ確認します。前職での通年実績、現在の会社の実績、年換算した見込みを同じ項目に入れないでください。

今年の見込みは、確定している条件と未確定の部分を分けます。月額32万円×12か月と賞与50万円なら434万円という架空例ですが、賞与が未確定なら「434万円確定」とは伝えません。

前年と見込みを分ける架空例
区分金額説明
前年実績410万円前年の記録で確認
今年の月額年換算384万円月額32万円×12
今年の賞与見込み50万円未確定なら見込みと記載
今年の合計見込み434万円前年実績410万円と分ける
03

選考中は、担当者へ訂正と更新を依頼する

まだ選考中なら、直接応募は採用担当、エージェント経由なら担当者へ連絡します。どの面談や書類の数字かを示し、正しい情報と確認の根拠を伝えてください。

「説明が少し違いました」だけでは、相手がどこを修正すべきか分かりません。「前年実績を450万円と答えましたが、確認した支払金額は410万円です」と、項目と金額を合わせます。

応募書類や登録情報も更新し、担当者から応募先へ訂正が共有されたか確認します。連絡したことと、相手の情報が更新されたことを分けて、読み戻してください。

04

内定後・入社後は、影響する条件も確認する

内定後や入社後に気づいた場合は、採用担当や人事へ事実を伝え、どの情報が判断に使われたかを確認します。年収の差、伝えた経緯、提出書類、契約の段階などで扱いが変わり得ます。

一律に内定が取り消されるとも、必ず問題がないとも断定できません。個別の契約上・法的な争いがある場合は、公的な相談窓口や専門家へ事実と書面を確認してもらいます。

応募先の提示条件も、前職年収とは分けて見ます。賃金の決定・計算・支払いなどは、労働条件の確認対象です。提示された金額の内訳を、書面や担当者の説明で確かめてください。

05

提出する資料は、必要な目的と範囲を確認する

年収の確認に資料を求められた場合は、誰に、何の目的で、どの範囲を提出するか確認します。給与や個人情報を、不要な宛先へまとめて送らないようにします。

数字を訂正することと、資料の内容を書き換えることは別です。必要な情報を見せる方法や、関係のない情報を除けるかは、提出先と確認します。

口頭で訂正した場合も、要点を短い文で残します。後から希望年収を話すときは、前年実績の訂正を曖昧にせず、別の項目として理由を示してください。

  • 伝えた項目と金額を確認した
  • 対象年と実績・見込みを分けた
  • 採用担当または担当者へ訂正した
  • 書類や登録情報の更新を確認した
  • 提示条件は書面と内訳で別に確認した
06

希望年収は、役割と条件から別に相談する

前年年収を正しく伝えることと、希望条件を相談することは両立します。希望額は、応募先の役割、勤務条件、自分が引き受ける範囲を踏まえて、現年収と別に説明します。

年収が上がる転職で不安なときでは期待と役割を、年収が下がる転職の許容範囲では家計と条件を分けて考えています。

訂正後は、相手が受け取った情報を確認し、次に必要な資料や説明を揃えます。高く伝えた数字を守るために、別の不正確な説明を増やさないようにしてください。

QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

希望年収を現年収として話した場合は?

現年収として伝えた項目を訂正し、希望額は別に説明します。前年実績・今年の見込み・希望額を分けて書類や登録情報も更新します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
訂正すれば内定への影響はありませんか?

影響がないとは一律に約束できません。伝えた経緯、差、提出資料、契約の段階を確認し、担当者へ正しい情報を共有します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
年収の確認で、源泉徴収票のどの欄を見ますか?

給与収入の確認では「支払金額」を手がかりにします。対象年や複数の勤務先がある場合は、求められる範囲を確認し、手取りや所得の数字と混ぜないでください。

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