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ChatGPTは、文字数を指定しても、ぴったりに書くのが苦手です。書きながら1文字ずつ数えているわけではないためです。
この記事では、2026年9月25日にChatGPTに実際に文字数を指定して頼んだ結果と、OpenAIの説明をもとに、ずれる理由と、指定どおりに近づける頼み方を説明します。
この記事の目次
結論:1回の指定では合わない。書いた後に「数えて直す」手順を入れる
ChatGPTは、文章をトークンという単位で少しずつ書きます。1文字ずつ数えながら書いているわけではないので、指定した文字数からずれやすくなります。
正確な文字数が必要なら、書かせた後に数えて直す手順を必ず入れてください。 数えるのは、ChatGPTにPythonを実行させるか、WordやGoogleドキュメントの文字カウントを使うと正確です。
困りごと別の直し方は、表「困りごと別の直し方」のとおりです。自分の状況に近い行から試してください。
| 困りごと | 原因の見当 | 直し方 |
|---|---|---|
| 数十文字ずれる | 書きながら数えていない | Pythonで数えて直させる |
| ぴったりだが文が不自然 | 語句を足して数を合わせた | 最後の文を読み、語句を削って書き直させる |
| 見出しや箇条書きが付く | 形式の指示が外れた | 「見出しなし」を数え方と一緒に書く |
| 長い文章ほどずれる | 全体の長さを保てない | 段落ごとに字数を決めて分けて頼む |
実際に頼んでみた:300字は数合わせ、800字は7字多い
2026年9月25日に、ログインしない状態のChatGPTで、文字数を指定して文章を頼みました。数え方は「句読点を含み、改行を含まない」に決め、結果はプログラムで数えました。
300字の依頼は、ちょうど300字で返ってきました。ただ、最後に「も丁寧に確認。」という意味の通らない7文字が付いていて、これを除くと293字でした。数を合わせるために、語句を足したとみられます。
800字の依頼は、807字で返ってきました。どちらの依頼でも「見出しは使わず」と書いたのに、見出しが付きました。結果は表「文字数を指定して頼んだ結果」のとおりです。
数合わせの語句が見つかったのは、300字の依頼だけでした。800字の依頼では、語句を足さずに7字多いまま返ってきました。
どちらも1回ずつ試した結果で、毎回同じになるとは限りません。モデルの名前は画面に表示されませんでした。
| 依頼 | 返ってきた本文 | 気づいた点 |
|---|---|---|
| ちょうど300字、見出しなし | 300字(意味のない7字を除くと293字) | 数合わせの語句、見出しが付いた |
| 今の本文は何字か数えて | 「300」 | 数え方としては正しい |
| ちょうど800字、見出しなし | 807字 | 7字多い、見出しが付いた |
なぜ守れないのか:トークンで書き、文字では数えていない
OpenAIの説明では、トークンは1文字のこともあれば、単語の一部や単語全体、句読点のこともあります。「トークンの数は単語の数と同じではない」とも書かれています。
ChatGPTは、このトークンを1つずつ選んで文章を作ります。書いている途中で「今、何文字目か」を正確に数える作業はしていません。
そのため、書き終わってから数えれば正しく答えられても、書きながら長さをぴったり合わせるのは苦手です。今回の試しでも、書いた後に数えさせた数字は合っていました。
トークンと文字数の関係は、AIのトークンとは?日本語を実測して分かる文字数・料金・利用枠の違いで詳しく説明しています。
日本語は、文字とトークンの関係が一定でない
OpenAIは、英語の目安として「1トークンはおよそ4文字」を示したうえで、ほかの言語では文字・単語・トークンの関係が違うと書いています。
日本語は、漢字・ひらがな・カタカナ・記号が混ざります。同じ200字でも、使う文字によってトークンの数が変わるので、長さの感覚がさらにずれやすくなります。
つまり、「英語より日本語のほうが文字数を合わせにくい」と考えておくと、ずれに驚かずに済みます。
上限のあるフォームでは、特に余裕を持って頼みます。400字以内なら380字前後を目標にすると、数文字ずれても上限を超えません。
先に「何を1文字と数えるか」を決める
文字数がずれる原因の一部は、人とChatGPTで数え方が違うことです。空白や改行、見出しを数えるかで、同じ文章でも数字が変わります。
頼む前に、次の4つを決めて依頼文に書きます。応募書類やフォームなら、提出先の数え方に合わせてください。
- 句読点と記号:「、」「。」「()」を数えるか。
- 空白と改行:スペースや改行を1文字と数えるか。
- 見出しや題名:本文だけを数えるか。
- 半角の英数字:半角も1文字と数えるか。
この4つを書いておくと、ChatGPTに数えさせるときも、自分で数えるときも、同じ基準で比べられます。
頼み方1:段落ごとに字数を決め、幅を持たせる
全体の字数だけを伝えるより、段落の数と、段落ごとの字数を決めたほうがずれが小さくなります。長さを小さな単位に分けて考えさせるためです。
ぴったりでなくてよい場合は、「290〜300字」のように幅を持たせると、数合わせの語句が入りにくくなります。
依頼文の例は、囲み「段落ごとに字数を決める依頼文」のとおりです。
頼み方2:Pythonで数えて直させる
正確さが必要なときは、ChatGPTにPythonのコードを実行させて数えさせます。ChatGPTには、データ分析などでコードを実行する機能があり、Free・Goでも個別の上限の中で使えます。
大切なのは、「コードを実行して数えて」とはっきり書くことです。今回の別の試しでは、計算を「確かめて」と頼んでも、コードを使わずに「正しい」と答えたことがありました。
依頼文の例は、囲み「Pythonで数えて直させる依頼文」のとおりです。数えた結果が画面に表示されたか、必ず確かめてください。
ChatGPTが数えた数字は、そのまま信じてよいか
今回の試しでは、書いた後に「何文字か数えて」と頼むと、正しい300を答えました。ただ、別の試しでは、短い文字列の中の「か」の数を数えさせると、正しくは11個のところを10個と答えました。
つまり、ChatGPTが頭の中で数えた数字は、合うこともあれば外れることもあります。文字数も、コードを使わずに答えた数字は目安と考えてください。
数字を信じてよいのは、コードを実行した画面と結果が表示されたときです。 コードが見えないまま「数えました」と答えた場合は、もう一度「コードを実行して」と頼みます。
場面別の頼み方の例
よくある3つの場面で、どこまで確かめるかの例を挙げます。
- 応募書類の志望動機(400字以内):上限を超えると出せないので、「380〜400字」と幅を持たせて頼み、コードで数え、提出先の入力欄でも確かめる。
- ネットショップの商品説明(80字前後):短い文章は、ChatGPTに3案を出させ、自分で数えて近いものを選ぶほうが早い。
- 社内の報告(1,000字くらい):目安で足りるので、段落ごとの字数を決めて頼み、最後に全体の字数だけを確かめる。
短い文章ほど、1〜2文字のずれが目立ちます。短い文章は複数の案から選び、長い文章は分けて頼む、と覚えておくと使い分けやすくなります。
ぴったりの答えほど、最後の文を読む
今回の300字のように、字数がぴったりでも、最後に意味のない語句が付いていることがあります。数字だけを見て安心すると、そのまま提出してしまいます。
確かめるときは、最後の2文を声に出して読みます。文がつながらない、同じことを繰り返している、急に終わっている、のどれかがあれば数合わせの可能性があります。
見つけたら、「最後の文を削り、内容の通る文で字数を合わせて」と頼み直します。
自分で数える:WordとGoogleドキュメント
ChatGPTに数えさせた結果も、提出の前には自分で確かめると安心です。手元のアプリの文字カウントで数えられます。
- Word:本文を貼り付け、[校閲]タブの[文字カウント]を開く。スペースを含む・含まない数が並んで表示される。
- Googleドキュメント:本文を貼り付け、[ツール]メニューの[文字カウント]を開く。
- 提出先のフォーム:入力欄に字数が表示される場合は、その数字を最優先する。
アプリによって、改行や空白の扱いが違うことがあります。提出先の数え方に一番近いものを使ってください。
長い文章は、分けて頼んでからつなぐ
今回の試しでは、300字より800字のほうがずれが大きくなりました。長い文章ほど、全体の長さを保ちながら書くのが難しくなるためと考えられます。
1,000字を超える文章は、見出しや段落ごとに分けて頼み、それぞれを数えてからつなぎます。最後に全体をもう一度数えて、合計を確かめます。
分けて頼むときは、先に見出しと部分ごとの字数の表を作らせ、その表どおりに1つずつ書かせると、合計が予定に近づきます。
つなぐときに言い回しが重なることがあるので、つないだ後に全体を読み通す時間も取ってください。
見出しなどの形式の指示も外れることがある
今回の2回の依頼では、どちらも「見出しは使わず」と書いたのに見出しが付きました。見出しを数えるかどうかで、文字数も変わります。
形式の指示は、依頼文の最後にもう一度短く書くと守られやすくなります。付いてしまったら、「見出しを削除して本文だけにして」と頼み直します。
見出しが付いたまま数えると、見出しの字数まで合計に入ることがあります。数える前に、本文だけになっているかを確かめてください。
指示どおりに答えないときの依頼文の組み立て方は、ChatGPTが指示通りに答えないときに|仕事で使える依頼文テンプレートも参考にしてください。
考える量を増やすと変わるか
ChatGPTの有料プランでは、モデル選択のメニューで考える量(中程度・高など)を選べます。OpenAIの説明では、Plus・Proで「もっとよく考えて」と頼んでも、別の思考のレベルには自動で切り替わりません。
考える量を増やすと、書いた後の見直しが丁寧になる可能性はあります。ただ、今回は考える量を変えた試しはしていないので、効果は確かめていません。
考える量を増やすと、答えが出るまでの時間が長くなり、プランによっては思考の利用上限にも数えられます。
どの設定でも、正確さが必要なら「コードで数えて直す」手順を入れるほうが確実です。
すぐ使える依頼文:書く・数える・直すを1回で頼む
毎回の依頼で使えるように、書く・数える・直すを1つにまとめた依頼文を用意しておくと便利です。
ChatGPTのカスタム指示に入れておく方法もありますが、文字数の条件は毎回違うので、依頼のたびに貼るほうが間違えにくくなります。
ぴったりが必要な場面、幅でよい場面
すべての文章で、字数をぴったり合わせる必要はありません。場面によって、確かめる手間を変えます。
応募書類やフォームのように上限を超えると出せないものは、コードで数え、自分でも数えます。ブログや社内の資料のように目安で足りるものは、幅を持たせた指定で十分です。
字数を守ることより、読み手に伝わる内容になっているかのほうが大切です。字数を合わせた後に、内容が削られすぎていないかも確かめてください。
- 数え方(句読点・空白・改行・見出し・半角)を依頼文に書いた
- Pythonで数えた結果が画面に表示された
- 最後の2文を読み、数合わせの語句がない
- 見出しなど、頼んでいない形式が付いていない
- 提出先の入力欄やアプリでも字数を確かめた
よくある疑問を、ここで。
使い始める前に、気になるところから。
ChatGPTは文字数指定を守らないのはなぜですか?
文章をトークンという単位で少しずつ書き、書きながら1文字ずつ数えていないためです。OpenAIも、トークンの数は単語の数と同じではないと説明しています。書いた後に数えさせれば、正しく数えられることが多いです。
ChatGPTには文字数制限はありますか?
1回に扱える量には、トークンで決まる上限があります。上限はモデルやプランで違い、文字数での決まった数字は公表されていません。この記事の「指定した文字数に合わない」問題とは別のものです。
文字数をぴったりにする一番確実な方法は?
書いた後に、Pythonのコードを実行して数えさせ、違えば直して数え直す手順を頼むことです。提出の前には、WordやGoogleドキュメントの文字カウントでも確かめてください。
英語の語数の指定も守りませんか?
英語でも、書きながら数えていない点は同じで、ずれることがあります。英語は語数で数えることが多いので、「語数をPythonで数えて」と頼めば同じ手順で直せます。
無料のままでもコードで数えられますか?
OpenAIの説明では、Free・Goでもデータ分析などのツールを個別の上限の中で使えます。上限に達したときは、WordやGoogleドキュメントで自分で数えてください。
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出典と、この記事について
公式資料や、記事で参照した発表・報道をまとめています。仕様や料金は、利用する前に最新の案内をご確認ください。
- OpenAI Help Center:Understanding and counting tokens(新しいタブで開きます)
- OpenAI Help Center:ChatGPT の GPT-5.6 と GPT-6 Pro(新しいタブで開きます)
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