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Claude CodeのMCP設定は、まず接続先を一つ追加し、一覧で「Connected」を確認するところから始めます。最初からGitHubのトークンや社内データを用意する必要はありません。認証不要の公式文書サーバーなら、追加と接続の違いを小さく確かめられます。
この記事では、同じプロジェクトで自分だけ使う設定、チームで共有する設定、接続できない場合を分けます。2026年10月11日にWindowsのClaude Code 2.1.282で登録・接続・削除を確認した結果と、専用漫画3枚を使って説明します。
この記事の目次
最初は、認証不要のサーバーを一つだけ追加する
最初の目標は「追加した名前が一覧に出て、接続できたと分かること」です。外部サービスのサインイン、トークンの権限、社内の利用許可まで同時に変えると、どこで止まったか分かりにくくなります。
例に使うのは、Claude Codeの公式文書を検索するためのサーバーです。AnthropicのMCPクイックスタートで、認証不要の最初の接続例として案内されています。登録名は、この記事では短い「pf-docs」にそろえます。
まだClaude Codeを起動する前のターミナルで追加し、同じフォルダーで一覧を確認します。すでに登録してあるものをまとめて削除したり、承認を全部省く設定にしたりする必要はありません。既存の接続がある場合は、今回の名前と区別して残してください。
MCP・サーバー・スコープを短く整理する
MCPは、AIのアプリと外部の道具をつなぐための共通の仕組みです。サーバーは、その接続先で道具を提供するプログラムやサービスを指します。自分のPCで動くものも、URLの先で動くものもあります。
スコープは「その設定を誰が、どのプロジェクトで使うか」という範囲です。ここでの「local」は、サーバーが必ず自分のPCで動くという意味ではありません。インターネット上の文書サーバーも、自分の一つのプロジェクトだけで使えます。
設定ファイルの名前を覚える前に、この四つを控えると、別のサーバーの説明を読んだときも取り違えにくくなります。外部の道具をつなぐことと、AIへ作業手順を教えることも別です。手順はClaude Codeのスキルの作り方で扱っています。
| 言葉 | 今回の例 | 確認すること |
|---|---|---|
| サーバー名 | pf-docs | 一覧・削除・依頼で同じ名前を使う |
| 接続方式 | HTTP | URLの先へ接続する |
| 接続先 | code.claude.comの文書サーバー | 公式に案内されたURLか |
| スコープ | local | 今いるプロジェクトで、自分だけ使う |
ターミナルと、今いるフォルダーを確認する
WindowsならPowerShellなどのターミナルを開きます。エクスプローラーで確認用の空フォルダーを作り、そのフォルダーでターミナルを開くと、実際の仕事の設定と分けて試せます。会社のPCでは、利用できる環境と接続先を先に確認してください。
次の二行はPowerShellで実行する確認です。Get-Locationは今いるフォルダー、claude --versionはCLIのバージョンを表示します。MacやLinuxのターミナルで場所を見る場合は、Get-Locationの代わりにpwdを使います。
claudeが見つからない場合は、MCPのJSONを直す前に、公式の導入手順へ戻ります。すでに使えている人も、普段の仕事と違うフォルダーで試していることを確認してください。localの設定は、実行したプロジェクトと結び付きます。
公式文書サーバーを、このプロジェクトだけに追加する
次の一行を、Claudeとの会話の入力欄ではなく、ターミナルへ入れます。長いURLも含めて一つのコマンドです。途中に見た目だけの改行を入れず、コピーした内容を確認してから実行します。
--scope localが使う範囲、--transport httpが接続方式、pf-docsが自分で付ける名前です。最後のURLが接続先になります。今回の文書サーバーでは、APIキーや個人の資料を渡す設定は付けていません。
実際の確認では「Added HTTP MCP server pf-docs」で始まる行が出て、local configへ追加したことと、File modifiedとして更新先が表示されました。ここで分かるのは設定の保存です。サーバーへ接続できたかは、次の一覧で確かめます。
「その名前はすでにある」と表示された場合は、別名で何度も追加する前に、claude mcp get pf-docsで既存の接続先と範囲を見ます。同じ名前で別の目的の接続があるなら、今回の例には別名を選び、その後の確認・削除でも同じ名前を使ってください。
Addedの後に、Connectedを確認する
追加したときと同じフォルダーで、一覧と詳細を確認します。listは登録されたサーバーの一覧、getは指定した一つの詳細です。既存の接続がある場合も、今回のpf-docsの行を見つけてください。
今回の実行では、listに「pf-docs: https://code.claude.com/docs/mcp (HTTP) - √ Connected」と表示されました。getでも、ScopeはLocal config、StatusはConnected、Typeはhttp、URLは同じ公式文書サーバーでした。チェック記号の形は端末によって違うため、Connectedという文字も読みます。
この実測は、登録と接続状態の確認までです。Claudeに文書を検索させ、回答の正しさまで確かめた試験ではありません。接続できても、必要な道具が使えるか、適切な情報が返るかは、次の小さな依頼で別に確認します。

| 実際に確認した項目 | 結果 | ここで分かること |
|---|---|---|
| 登録名 | pf-docs | 追加した項目を見ている |
| Scope | Local config | このプロジェクトで自分だけ使う |
| Status | Connected | 接続の確認を通った |
| Type / URL | http / 公式文書サーバー | 予定した接続先と一致する |
会話では、参照先と許可する作業を指定する
接続を確認した後、同じフォルダーでClaude Codeを起動します。会話内の/mcpは接続一覧を確認するための操作です。ターミナルで使ったclaude mcp listとは、入力する場所が違います。
最初の依頼は、公開文書を読むだけの小さなものにします。次は依頼文の例で、この記事の実測した回答ではありません。参照したページを一緒に求めると、古い知識だけで答えていないかを確かめやすくなります。
返答の文章だけでなく、pf-docsの道具が実際に呼ばれた表示と、参照先の内容を確認します。道具を使っていなければ「pf-docsを参照したか」を聞き直し、道具が出ない場合は/mcpの状態へ戻ります。設定の全削除から始める必要はありません。
文書サーバーの認証が不要なことと、Claude CodeでのAI利用料金が不要なことは別です。会話による依頼には、自分が利用するプランやAPIの条件が適用されます。接続先が別サービスなら、そのサービスの利用条件や料金も確認してください。
設定ファイルは、local・project・userで違う
自分だけで試すならlocal、チームと同じ設定を使うならproject、自分の複数プロジェクトで共通に使うならuserが候補です。「個人用だから必ずuser」ではありません。一つの仕事だけに絞りたいならlocalが合います。
通常のWindows環境なら、ホームの.claude.jsonは%USERPROFILE%の下です。CLAUDE_CONFIG_DIRを使っている環境では保存先が変わるため、例のパスだけで決めつけず、追加時のFile modifiedとgetのScopeを確認します。
MCPのlocalは、一般的な権限設定の.claude/settings.local.jsonとも別です。今回は専用の設定ディレクトリを使って試験し、普段の設定を変更せず確認しました。読者が同じ検証用の環境変数を設定しないとMCPを使えない、という意味ではありません。

| 範囲 | 通常の保存先 | 誰が使うか |
|---|---|---|
| local | ホームの.claude.json内にある、そのプロジェクトの項目 | 自分・そのプロジェクトだけ |
| project | プロジェクトの.mcp.json | そのプロジェクトを共有する人 |
| user | ホームの.claude.jsonのmcpServers | 自分の複数プロジェクト |
チーム共有は、.mcp.jsonの一つの項目から
チームで共有したい場合は、プロジェクト直下の.mcp.jsonへ接続を定義する方法があります。次は文書サーバー一つの最小例です。すでにファイルがある場合は、全体を上書きせず、既存のmcpServersの中へ項目を加えます。
HTTPのURLを書く場合は、typeもhttpにします。カンマや括弧が欠けていないか確認し、ファイル名が.mcp.json.txtになっていないかも見てください。JSONを書いたことと、チーム全員の接続が完了したことは同じではありません。
対話型のClaude Codeでは、プロジェクトのサーバーを使う前に承認を求められます。接続先や実行するプログラムを読んでから判断し、承認待ちを接続障害と取り違えないようにします。組織の管理ポリシーで止まっている場合は、設定を広く緩めず管理者へ確認してください。
この共有用JSONの節は、公式仕様を基にした別の設定例です。前半で実測したlocalへの追加とは範囲が違います。移行する場合は同名の設定を重ねる前に、残す定義と範囲を確認します。
認証待ち・承認待ち・接続失敗を分ける
つながらない場合は、まず一覧の表示をそのまま控えます。「動かない」だけでは、追加されていないのか、サインインが必要なのか、通信に失敗しているのかが分かりません。getで対象の詳細も確認し、症状に合うところから直します。
URLの末尾や接続方式が違う場合は、接続先の公式案内と照合します。職場のネットワークで止まる場合は、別経路へ無断で接続し直すより、許可される接続先を管理者へ確認します。サーバーをPCで起動する方式なら、プログラムの場所や依存関係も別に確かめます。
相談するときは、OS、Claude Codeのバージョン、登録名、スコープ、秘密を除いたエラーをまとめます。設定全文やログにはトークン、社内URL、個人のパスが混ざることがあるため、必要な部分を確認してから渡してください。
| 表示や症状 | 最初の確認 | 次に進む方法 |
|---|---|---|
| 一覧に名前がない | 実行したフォルダー、保存先、登録名 | 同じプロジェクトでlistを確認 |
| Pending approval | projectの接続内容と承認状態 | 対話画面で内容を確認して承認する |
| Needs authentication | そのサービスの公式認証手順 | /mcpからサインインし、状態を再確認 |
| Failed to connect / Connection error | getの詳細、URL、ネットワーク、サーバー状況 | 原因を一つ直して再接続 |
| Connectedだが道具が使えない | 道具の一覧、利用許可、依頼した対象 | 小さな読み取り依頼で切り分け |
構成の切り替えと、.envの読み込みを混同しない
--mcp-configは、読み込むMCP設定ファイルを指定する起動オプションです。指定しなければMCPを一切使わない、という意味ではありません。以前追加した設定や、プロジェクトの定義が読み込まれる場合があります。
指定したファイルだけへ絞る場合は、--strict-mcp-configも関係します。管理された設定では制約があるため、公式MCPリファレンスの条件を確認してください。初回の接続だけなら、構成切り替えの仕組みまで一度に導入する必要はありません。
また、.envファイルを置くだけで、すべてのMCPへ値が自動的に渡るとは考えないでください。Claude Codeには.mcp.json内の環境変数参照を展開する仕組みがありますが、参照する変数が起動環境に用意されていることが必要です。サーバー自身が.envを読むかどうかも、その実装によります。
認証情報が必要な接続では、接続先の公式方式と職場の管理方法に合わせます。トークンを共有JSONや記事の質問欄へ貼らず、履歴・ログ・画面共有にも注意してください。今回の文書サーバーの例には、この認証情報の設定は不要です。
社内システムへ広げる前に、接続する範囲を決める
文書サーバーで流れが分かったら、次は「何の情報を読み、何を変更できる必要があるか」を書きます。社内の案件一覧を読むだけなのか、顧客への送信まで行うのかで、設計する内容は変わります。最初の成功を理由に全機能を許可しないようにします。
たとえば「架空の案件一覧から担当未定の行を探す。更新やメール送信はしない」という小さい目的なら、必要なデータと確認方法を決めやすくなります。本番データを扱う前に、許可された見本データと読み取りだけで試す段階を用意します。
手元の公式例をつなぐだけなら、自分でこの記事の確認を進められます。一方、自社APIに合う接続や権限の設計、運用時のエラー対応が残る場合は、開発を依頼する選択肢があります。その場合も、対象データ、変更してよい範囲、検収方法を先に整理してください。
不要になったら、今回追加した項目だけ戻す
試験が終わって不要なら、同じプロジェクトで今回のpf-docsだけを削除します。--scope localを付けることで、どの範囲の項目を戻すかを明確にします。ほかのサーバーや、共有ファイル全体は対象にしません。
実際の確認では、Removed MCP server pf-docs from local configと表示され、その後の一覧はNo MCP servers configuredでした。元から接続がある人の一覧まで空にする必要はありません。自分が追加したpf-docsが消え、残す設定が保たれていることを確認します。
サーバーの登録を削除しても、外部サービスの契約解約や、保存済みデータの消去を一律に行う操作にはなりません。外部サービスを利用した場合の権限やデータの後処理は、そのサービスの管理画面と公式案内で別に確認してください。

名前・接続状態・保存範囲を確認して終える
最初のMCP設定では、名前、URL、Connected、スコープの四つが予定どおりかを確認します。その後に短い読み取り依頼を試し、参照先と返った情報を見ます。追加が成功しただけで、仕事の自動化まで完成したとは考えないでください。
つながらないときは、認証・承認・通信・設定先を分けます。確認のたびにサーバーを増やすより、一つの項目で原因を絞る方が戻しやすくなります。道具の実行許可そのものを調整する段階は、Claude Codeの権限設定の記事で確認できます。
今日の一歩は、確認用フォルダーで文書サーバーを一つ追加し、listとgetを読むことです。使う場合は同じフォルダーで会話へ進み、使わない場合は追加分だけ削除して、一覧をもう一度確認してください。
よくある疑問を、ここで。
使い始める前に、気になるところから。
.mcp.jsonがないのに、追加したサーバーが使えます。
localやuserの設定は、通常ホームの.claude.jsonへ保存されます。.mcp.jsonはprojectの共有用です。追加時のFile modifiedと、getのScopeを見て、使われている保存先を確認してください。
claude mcp addは、Claudeとの会話に入力しますか?
ターミナルで実行します。起動中のClaude Codeの会話内で一覧を確認する操作は/mcpです。コマンドの名前が似ていても、入力する場所が違います。
Addedと表示されたので、接続も成功ですか?
Addedは設定が保存されたことを示します。同じプロジェクトでlistやgetを使い、Connectedを確かめます。その後、必要な道具が実際に使えるかを短い依頼で別に確認してください。
最初にGitHubのトークンを発行する必要がありますか?
この記事の公式文書サーバーには不要です。別の接続先で認証が必要な場合だけ、そのサービスの公式手順に従います。最初の接続確認のために、広い権限のトークンを用意する必要はありません。
.envを置けば、APIキーは自動で読み込まれますか?
一律には言えません。.mcp.json内の環境変数参照と、サーバー自身が.envを読む仕組みは別です。起動環境に必要な変数があるか、サーバーの公式設定は何を求めているかを確認してください。
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