バイブコーディングは、AIに日本語で「こんな物を作って」と頼み、出てきたコードで動く物を作るやり方です。はじめの1本は、無料のブラウザ版AIとメモ帳だけで作れます。
言葉が広まったのは2025年で、英国のコリンズ辞典はその年の「今年の言葉」に選びました。一方で、中身を読めないまま作るため、作る物の範囲を決めておかないと危ない面もあります。
この記事では、2026年9月24日に確認した各ツールの公式情報をもとに、無料で1本作る手順と、続けるときの道具の選び方を説明します。
この記事の目次
結論:無料のブラウザ版AIで1本作り、続けるなら有料ツールへ
バイブコーディングは、次の2段階で始めるのが安全で、お金もかかりません。
- 無料で試す:ChatGPT・Claude・Gemini などのブラウザ版で、1つのHTMLファイルで動く小さな道具を作る。
- 続けるなら有料ツール:ファイルの作成・修正・実行まで任せられる Claude Code や Cursor に移る。
ブラウザ版はコードを出すところまでで、保存や修正は自分の手で行います。1本作って「続けたい」と思ってから、有料ツールを選んでも遅くありません。
無料で1本作る手順:メモ帳とブラウザだけでできる
最初は、インストールも登録もいらない「1ファイルで動く道具」を作ります。次の順番で進めます。
- 作る物を1文で決める:例「今日の作業を追加・削除できる、1日分のToDoリスト」。
- ブラウザ版AIに頼む:依頼文のひな形「最初の1本を頼む依頼文」をそのまま貼る。
- メモ帳に貼って保存する:出てきたコードをすべて貼り、ファイル名を「todo.html」にして保存する。
- ダブルクリックで開く:ブラウザで動けば完成。動かなければ、画面の様子をそのままAIに伝えて直してもらう。
Windows のメモ帳で保存するときは、「ファイルの種類」を「すべてのファイル」にしてください。そうしないと「todo.html.txt」になり、ブラウザで開けません。
- 作る物を1文で決めた
- ファイル名を「〇〇.html」にして保存した(.txt になっていない)
- ブラウザで開いて、追加・削除・再読み込みを試した
- 動かないときは、エラーや画面の様子をそのままAIに伝えた
続けるなら:有料ツールは月20ドル前後から
何本か作って続けたくなったら、ファイルを作る・直す・動かすまで任せられるツールに移ります。代表的な2つを表「続けるときの道具」にまとめました。
どちらも料金や無料の範囲がよく変わるため、申し込む前に公式の料金ページを確かめてください。
| 道具 | 費用と条件 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Claude Code | 無料の Claude では使えない。Pro 以上のプランが必要 | 黒い画面(ターミナル)か、デスクトップアプリで会話しながら作りたい人 |
| Cursor | Hobby は無料(エージェントの回数に制限)。Individual は月20ドル | 見慣れたエディターの画面で、ファイルを見ながら作りたい人 |
Windows で Claude Code を入れるときの注意
Claude Code は Windows 10(1809以降)と Windows 11 に対応しています。公式の手順では、PowerShell で「Windows で入れる1行」を実行します(管理者として開く必要はありません)。
入ったかどうかは、「claude --version」で番号が出るかで確かめます。調子が悪いときは「claude doctor」が設定の問題を一覧にしてくれます。
黒い画面が苦手なら、Claude のデスクトップアプリからも同じように使えます。Cursor の操作はCursorの使い方で説明しています。
やってはいけない4つのこと:中身を読めなくても事故を防げる
バイブコーディングで作ったコードは、自分では中身を確かめられません。そのため、作る物の範囲で安全を守ります。次の4つは、慣れるまで避けてください。
- 作った物を人に配る・公開する:まずは自分のPCの中だけで使う。
- 本番のデータを渡す:試すときはコピーしたデータを使い、元のファイルは別の場所に置く。
- パスワードやAPIキーをコードに書く:コードやAIへの依頼文に、そのまま貼らない。
- お金や個人情報を扱う:集計・整形・変換など、壊れても作り直せる物から始める。
判断に迷ったら、「壊れても誰も困らないか」を基準にします。困る人がいる物は、分かる人にコードを見てもらってから使いましょう。
- 作った物を、自分のPCの中だけで使っている
- 元のデータは別の場所に保管してある
- パスワード・APIキー・個人情報をAIに渡していない
2本目からは「小さく足す」:一度に頼むのは1つの変更だけ
動いた道具に機能を足すときは、1回の依頼で1つだけ頼みます。「期限を付けて、並べ替えて、色も変えて」とまとめると、どこで壊れたか分からなくなります。
動いた状態のファイルは、名前に日付を付けて残しておきます。直しに失敗しても、1つ前に戻せば作り直す必要がありません。
作りたい物が決まらないときは、毎週くり返している作業(集計・名前の付け替え・形式の変換)から探すと見つかりやすくなります。
よくある疑問を、ここで。
使い始める前に、気になるところから。
バイブコーディングは無料でできますか?
できます。ChatGPT・Claude・Gemini などの無料のブラウザ版で、1つのファイルで動く道具なら作れます。ファイルの作成や修正まで任せたい場合は、Claude Code(Pro 以上)や Cursor の有料プランが必要になることがあります。
バイブコーディングは危険ですか?
中身を確かめられないまま使うため、作る物によっては危険です。人に配らない、本番のデータを渡さない、パスワードを書かない、お金や個人情報を扱わない、の4つを守り、壊れても困らない物から始めてください。
プログラミングを勉強しないとダメですか?
始めるだけなら勉強は不要です。ただし、人に使ってもらう物や大事なデータを扱う物を作るなら、コードを読める人に確認してもらうか、少しずつ読み方を学ぶ必要があります。
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出典と、この記事について
公式資料や、記事で参照した発表・報道をまとめています。仕様や料金は、利用する前に最新の案内をご確認ください。
- Collins Dictionary:Collins’ Word of the Year 2025(vibe coding)(新しいタブで開きます)
- Claude Code Docs:Advanced setup(インストール・必要なプラン)(新しいタブで開きます)
- Cursor:Pricing(新しいタブで開きます)
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