Windows 11の電源メニューにスリープがないときは、表示する項目の設定と、PCが使えるスリープ状態を分けて確認します。チェックが外れている場合と、項目そのものがない場合では次の確認が違います。

最初に現在の状態を記録し、必要ならpowercfg /aで対応を読み取ります。スリープを出すために、機種の条件を無視してレジストリやBIOSをまとめて変える必要はありません。

この記事の目次
01

メニューにないのか、設定にもないのかを分ける

スタートの電源メニューにスリープがないなら、まずどの項目があるかを控えます。シャットダウン、再起動、休止状態は、スリープとは別の動作です。

電源ボタンの動作や、シャットダウン設定を確認できる場合は、スリープの項目が存在するかを見ます。未選択の項目を表示させる話と、項目が存在しない話を分けてください。

会社のPCでは、管理の方針で表示や操作が制限される場合があります。変更できない設定を個人の修理として解除せず、症状と現在の表示を管理者へ伝えます。

表示の違いで確認を変える
状態次の確認判断の注意
メニューにない、設定にはある項目の選択と保存現在変更できる範囲を確認
設定にも項目がない対応状態とメーカーの仕様表示設定だけで直ると決めない
設定が変更できない管理者の方針会社の制限を解除しない
休止状態だけあるスリープと別の動作か同じ機能として扱わない
02

電源ボタンの設定を確認する

公式案内では、コントロールパネルの「システムとセキュリティ」→「電源オプション」から、電源ボタンの動作を確認する手順があります。現在変更できない設定の項目を開く操作には、権限が関係する場合があります。

ふたや電源ボタンの動作を見られる場合は、選択できる状態を控えます。ノートPCでは電池と電源接続時が別です。表示されていない項目を、別機種の画面だけを見て追加しようとしないでください。

変更する場合は元の設定を残し、一項目ずつ保存します。何も変更せず見ただけなら、その確認と変更済みを分けて記録してください。

03

powercfg /aで使える状態を読み取る

Windowsのターミナルやコマンドプロンプトでpowercfg /aを実行すると、利用できるスリープ状態と、利用できない理由を確認できます。このコマンドは状態を表示するもので、設定を変更する操作ではありません。

結果の「利用可能」と「利用不可」を分けて読みます。S3が利用不可でも、S0の低電力アイドルが利用可能なら、従来のS3とは別の構成です。「S3なしだから、どのスリープもない」と決めつけません。

表示が分からない場合は、結果をメーカーや管理者へ渡します。機器名や機密を含む情報を公開せず、必要な状態の部分に絞ってください。

04

S0とS3を無理に切り替える前に、機種の条件を確認する

使える電源状態は、PCのハードウェア、ファームウェア、ドライバーなどの条件に関係します。別のPCで直った設定を、そのまま自分の型番へ適用できるとは限りません。

レジストリでS3を強制する説明や、複数のBIOS項目を変える方法へ進む前に、メーカーの対象型番の案内を確認します。表示がない原因を調べる段階で、対応していない状態を作る必要はありません。

更新後に変わったなら、Windowsの版、更新時期、ドライバーの変更を控えます。復帰の不具合を持つ機種なら、現在の修正や管理方針も確認してください。

05

休止状態を有効にしても、スリープと同じにはならない

休止状態は作業の状態を保存して電力を抑える別の動作です。スリープの表示を戻すことと、休止状態を使うことを分けます。復帰の仕方や使える機種も同じとは限りません。

powercfgの設定変更用のコマンドを、状態を調べるために実行する必要はありません。とくに休止状態のオン・オフやファイルの変更は、目的と影響を確認してから検討します。

一時的に使う別の終了方法は、会社の運用とメーカーの条件に合わせて選びます。作業を保存することと、電源メニューの項目を増やすことは別に確認してください。

06

メーカーへは、表示・型番・対応状態を渡す

問い合わせには、PC型番、Windowsの版、電源メニューの項目、電源設定にスリープがあるか、powercfg /aの結果をまとめます。最後に使えた時期や更新の前後も含めます。

表示はあるが復帰できない場合はWindows 11のスリープから戻らないときで別に確認します。項目はあるが「なし」にしても止まる場合はスリープの設定が反映されないときへ進みます。

最終的には、スリープが選べるかだけでなく、仕事を保存した状態で入れ、意図した方法で戻れるかを確認します。表示を増やすことだけを完了条件にしないようにします。

QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

S3が使えないなら、PCはスリープできませんか?

S0の低電力アイドルなど、利用可能な別の状態を分けて確認します。S3非対応だけで、すべてのスリープが使えないとは判断しません。

powercfg /aで設定が変わりますか?

利用可能な状態と利用できない理由を表示するコマンドです。休止状態や電源設定を変更するコマンドとは別です。

スリープのチェック項目もない場合は?

表示だけの設定と決めつけず、PCの対応状態、メーカーの型番別の案内、管理者の方針を確認します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。

この記事を共有する

X(旧Twitter)(新しいタブで開きます)LINE(新しいタブで開きます)はてなブックマーク(新しいタブで開きます)
SOURCES & EDITORIAL NOTE

出典と、この記事について

公式資料や、記事で参照した発表・報道をまとめています。仕様や料金は、利用する前に最新の案内をご確認ください。

確認した内容と条件は本文に記載しています。結果や使い勝手は、資料や環境によって異なります。編集方針を読む