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転職が怖いのは、先が見えないからです。怖さを「失敗」「人間関係」「収入」「家族」に分け、今の会社を辞めずにできることから試すと、動けない状態から抜け出せます。

厚生労働省の2024年の調査では、転職した人のうち賃金が増えた人は40.5%、減った人は29.4%でした。増える人のほうが多い一方で、減る人も3割ほどいます。

この記事では、2026年9月24日に確認した厚生労働省の調査をもとに、怖さの種類別の対処と、辞めずに試せる手順を説明します。

この記事の目次
01

結論:怖さを4つに分け、辞めずにできることから試す

転職が怖いのは、弱いからではありません。今の職場は大変でも先が分かり、新しい職場は先が分からないため、変化を怖く感じるのは自然なことです。

怖さの中身は、次の4つに分けられます。

  1. 失敗:新しい職場が合わなかったらどうしよう。
  2. 人間関係:一から関係を作るのがしんどい。
  3. 収入:給料が下がったら生活が苦しくなる。
  4. 家族:反対される、心配をかける。

分けたら、今の会社を辞めずにできることから試します。辞めるかどうかは、情報がそろってから決めても間に合います

02

転職で賃金が増えた人は40.5%、減った人は29.4%

厚生労働省の令和6年雇用動向調査では、転職した人の賃金の変化は、増えた人が40.5%、減った人が29.4%、変わらない人が28.4%でした。

1割以上増えた人は29.4%、1割以上減った人は21.7%です。増える人のほうが多いものの、減る人も約3割いることが分かります。

収入が怖さの中心なら、希望年収の下限を先に決めておき、下限を下回る求人には応募しないと決めると、判断がぶれません。

転職した人の賃金の変化(2024年)

  1. 増えた

    うち1割以上増えた人は29.4%

    40.5 %
  2. 変わらない

    前の職場とほぼ同じ

    28.4 %
  3. 減った

    うち1割以上減った人は21.7%

    29.4 %
厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概要」(2026年9月24日確認)。転職入職者の賃金の変化です。

増えた人が最も多い一方で、減った人も約3割います。収入の下限を先に決めておくと、減る側に入るのを避けやすくなります。

03

怖さの種類別の対処表:分からないことを質問に変える

怖さの大半は「分からないこと」です。表「怖さの種類と小さくする方法」のように、分からないことを面接や面談で聞く質問に変えていきます。

家族の反対が怖い場合は、気持ちではなく、収入・勤務時間・通勤がどう変わるかを数字で見せると話が進みやすくなります。

怖さの種類と小さくする方法
怖さ小さくする方法先に決めておくこと
合わなかったら仕事の中身、評価の方法、入社後3か月の流れを面接で聞く合わなかったときに戻れる職種・業界
人間関係が一から一緒に働く人と話せるか、職場を見られるかを頼む最初の1か月で覚える人と仕事
収入が下がる手当・賞与を含めた年収で比べる希望年収の下限
家族に反対される収入・勤務時間・通勤の変化を数字で見せる家族と話す日と、決める期限
04

辞めずに試せる4ステップ:求人を見る・経歴を書く・話を聞く・期限を決める

在職中に転職活動を進めるのは、珍しいことではありません。今の仕事を続けながら、次の4つを順に進めます。

  1. 求人を眺める:応募しなくてよいので、同じ職種の求人を20件ほど見て、年収と条件の相場をつかむ。
  2. 職務経歴を書き出す:担当した仕事、数字で言える成果、使えるツールを1枚にまとめる。
  3. 社外の人に話を聞く:転職エージェントの面談や知り合いの紹介で、自分の経験がどう見られるかを聞く。
  4. 決める期限を置く:「3か月後までに、下限以上の内定が出たら動く」のように条件と日付を決める。

求人を眺めるときは、応募しても反応がない求人に時間を取られないよう、空求人の見分け方も参考にしてください。

  • 同じ職種の求人を20件ほど見て、年収の相場をつかんだ
  • 職務経歴を1枚に書き出した
  • 希望年収の下限を決めた
  • 動くかどうかを決める日を決めた
05

転職後につらいのは最初の数か月。乗り切り方を先に知っておく

転職して最初の数か月は、仕事の進め方も人の名前も分からず、疲れやすい時期です。つらいのが自分だけではないと知っておくと、落ち着いて過ごせます。

最初の1か月は、覚える人と仕事を絞り、分からないことはメモしてまとめて聞きます。前の職場のやり方をすぐに持ち込まず、まず今のやり方を覚えることも大切です。

06

今は動かないほうがいい場合もある

怖さの理由が今の職場の一時的な忙しさだけなら、急いで動かなくてもよい場合があります。次のどれかに当てはまるときは、先に整えることがあります。

  1. 変えたいことが言葉にできない:転職で何を変えたいかを書き出してから動く。
  2. 心身の不調が強い:判断する余裕がないときは、まず休むことと、医療機関への相談を優先する。
  3. 生活費の蓄えがない:辞めてから探すことになりそうなら、在職中に内定を取る前提で進める。

限界に近いのに辞めると言い出せない場合は、仕事を辞めたいけど辞められない人へで、退職の決まりと伝え方を説明しています。

QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

転職しないほうがいい人の特徴は?

転職で何を変えたいかが言葉にできない人、怖さの理由が一時的な忙しさだけの人は、急いで動かなくてもよいでしょう。心身の不調が強いときは、転職より先に休むことを考えてください。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
転職後、一番つらい時期はいつですか?

仕事の進め方も人間関係も分からない、最初の数か月がつらいと感じやすい時期です。覚える人と仕事を絞り、分からないことはメモしてまとめて聞くと、負担を減らせます。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
転職で迷ったらやめたほうがいいですか?

迷うのは自然なことです。やめるか進むかを気持ちで決めず、希望年収の下限と決める期限を先に置き、条件を満たす内定が出たら動く、出なければ見送ると決めておきましょう。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
転職して後悔する確率は?

後悔した人の割合を示す公的な統計は見当たりませんでした。参考として、厚生労働省の令和6年雇用動向調査では、転職で賃金が増えた人は40.5%、減った人は29.4%です。

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