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G検定に落ちたら、まず原因を「分野の偏り」「時間切れ」「うろ覚え」の3つのどれかに分けます。得点は開示されないので、試験の記憶と問題集の結果から自分で見分ける必要があります。
この記事では、2026年9月25日に確認したJDLAの公式情報をもとに、再受験の条件と日程、原因ごとの立て直し計画を説明します。
この記事の目次
結論:原因を3つに分け、次の回に向けて6週間で立て直す
G検定の不合格は珍しいことではありません。2026年の第5回は14,908人が受け、合格は11,475人でした。約3,400人、4〜5人に1人が不合格になっています。
落ちた後にまずやることは、原因を見分けることです。多くの場合、原因は「分野の偏り」「時間切れ」「うろ覚え」の3つのどれか、またはその組み合わせです。
原因が分かれば、次にやることが決まります。2026年の次の回(第6回)は11月6日・7日で、個人の申込は10月29日までです。
前回の受験日から2年以内の再受験は、受験料が半額(一般6,600円・学生2,750円)になります。費用の面でも、もう一度挑戦しやすい試験です。
不合格の通知で確かめることと、分からないこと
結果は、試験の2〜3週間後に、登録したメールアドレスに届きます。通知が届いたら、まず次の回の申込期間を確かめます。
JDLAは、合格ラインと得点を開示していません。よくある質問には「合格ラインおよび得点については開示しておりません」とあります。
つまり、「あと何点足りなかったのか」は公式には分かりません。原因は、自分の記憶と問題集の結果から探すしかありません。
記憶は日がたつほど薄れます。通知を待たずに、試験の翌日までに振り返りを書いておくと、原因を見分けやすくなります。
通知が迷惑メールのフォルダーに入っていないかも確かめてください。結果の確認と次の申込は、どちらも登録したメールアドレスとマイページで行います。
ネットで出回る「解答速報」や、問題の内容を書いた投稿は当てにしないでください。記憶違いも多く、自分の弱点探しには使えません。
原因の見分け方:3つのタイプ
試験の最中を思い出し、表「不合格の原因の見分け方」で自分に近い症状を探します。2つ以上当てはまる人も少なくありません。
- 分野の偏り:技術の問題は解けたが、法律・倫理や歴史の問題で迷った。
- 時間切れ:最後まで解き終わらず、後半を急いで選んだ。
- うろ覚え:選択肢の用語はどれも見たことがあるのに、決め切れなかった。
どれにも当てはまらないと感じる人は、試験の前に模擬試験で何割取れていたかを思い出してください。7割台前半だった人は、そもそも準備の量が少し足りなかった可能性があります。
| 試験中の症状 | 考えられる原因 | 最初にやること |
|---|---|---|
| 法律・倫理の問題で迷った | 分野の偏り | 法律・倫理の章を読み直し、問題集の該当章を解く |
| 最後の問題まで届かなかった | 時間切れ | 30秒で飛ばす練習をし、145問を100分で解く |
| 似た選択肢で決め切れなかった | うろ覚え | 対になる用語を並べて、違いを一言で書く |
| 新しい用語が多く、見たことがなかった | 最近の動向の不足 | シラバスと問題集の解説で、新しい用語を確かめる |
試験の翌日までに書く振り返りシート
原因を見分けるには、試験の記憶が新しいうちに書き出すのが一番です。次の5つを、スマホのメモでもよいので残します。
問題の中身を人に伝えたり公開したりする必要はありません。自分が「どの分野で」「何に困ったか」だけを書きます。
書き終えたら、表「不合格の原因の見分け方」と見比べて、自分の原因を1〜2個に絞ります。
- 迷った問題が多かった分野(技術・法律・倫理・数理統計・歴史)
- 最後の問題まで解けたか。見直しの時間は何分残ったか
- 見たことのない用語が多かったか
- 似た用語の選択肢で迷った問題が多かったか
- 試験前の模擬試験の点数と、そのときの弱い分野
落ち込みを長引かせないための3つのこと
勉強してきた人ほど、不合格はこたえます。ただ、落ち込む期間が長いほど試験の記憶は薄れ、原因を探しにくくなります。
- 結果と自分の力を切り離す:不合格は「この回の準備と出題が合わなかった」という結果で、AIを学ぶ力がないという意味ではない。
- 振り返りの期限を決める:通知から3日以内に振り返りシートを書く、と期限を決める。
- 1週間以内に次の行動を1つ:問題集の模擬試験を1回解く、申込期間を確かめる、など小さな行動を1つ決める。
再受験は2年以内なら半額で、次の回も年に数回あります。1回の不合格で学びを止めるのは、もったいない選択です。
模擬試験の点数で、次の回に間に合うかを判断する
落ちた後に解く1回目の模擬試験は、次の回に申し込むかどうかを決める材料になります。表「模擬試験の点数と次の一手」を目安にしてください。
点数だけでなく、分野ごとの正答率も見ます。全体が7割台後半でも、法律・倫理が5割台なら、その分野を固めるまで申込を急がないほうが安全です。
合格ラインは公表されていないため、この表の数字は目安です。模擬試験で8割を2回続けて取れることを、受ける前の目標にしてください。
| 落ちた後の模擬試験 | 判断 | 次にやること |
|---|---|---|
| 8割以上 | 次の回で間に合う | 弱い分野だけ確かめ、本番形式の練習を続ける |
| 7割台 | 原因がはっきりしていれば次の回 | 原因の分野に時間を集中させ、2週間後にもう一度解く |
| 6割台 | 1つ後の回を考える | テキストを分野ごとに読み直し、問題集の2周目をする |
| 6割未満 | 1つ後の回にする | 勉強の進め方から見直す(テキスト1章→同じ章の問題) |
再受験の料金と日程:2年以内は半額
G検定は、前回の受験日から2年以内の再受験なら、受験料が半額になります。一般は13,200円が6,600円、学生は5,500円が2,750円です(2026年9月25日確認)。
2026年の残りの回は、第6回(11月6日・7日、オンライン)です。個人の申込は9月11日から10月29日23時59分まで、団体は10月22日までです。
第6回に間に合わない場合は、2027年の回になります。2027年の日程はJDLAの試験概要のページで確かめてください。
割引を受ける手順は、申込の画面とJDLAの案内で確かめます。割引の対象になるのは2年以内なので、先延ばしにしすぎないことも大切です。
次の回にするか、1つ後にするかの決め方
落ちた直後は「すぐ取り返したい」と思いがちですが、準備が足りないまま受けると同じ結果になりかねません。次の2つで判断します。
- 原因がはっきりしているか:原因が1つに絞れていて、直し方が分かっているなら、次の回で間に合う。
- 6週間で20〜30時間取れるか:落ちた人の立て直しには、弱い所に絞っても20〜30時間はほしい。
2つとも「はい」なら次の回に申し込みます。どちらかが「いいえ」なら、1つ後の回にして、その分を問題集の2周目と模擬試験にあてます。
迷ったら、まず問題集の模擬試験を1回解いてみてください。7割台後半が取れれば次の回、6割台なら1つ後の回が目安です。
申込の締切の直前に慌てないよう、判断する日をカレンダーに先に入れておくと、決めきれずに1回分を逃すことを防げます。
原因別の6週間の立て直し計画
立て直しの計画は、原因に合わせて時間の配り方を変えます。一度勉強した範囲なので、最初から全部を読み直す必要はありません。
表「6週間の立て直し計画の例」は、合計25時間の例です。原因が「時間切れ」の人は、3〜4週目の本番形式の練習を2回に増やしてください。
最後の週は、新しい範囲を読まず、間違いの記録を読み返すことに使います。
| 週 | やること | 時間 |
|---|---|---|
| 1週目 | 振り返りシートから原因を決め、模擬試験を1回解いて分野別の正答率を出す | 4時間 |
| 2週目 | 正答率が一番低い分野のテキストを読み直し、同じ章の問題を解く | 5時間 |
| 3週目 | 2番目に低い分野と法律・倫理を読み直し、問題を解く | 5時間 |
| 4週目 | 間違えた問題だけの2周目。似た用語の違いを書き出す | 4時間 |
| 5週目 | 145問を100分で解く練習。30秒で飛ばす練習 | 4時間 |
| 6週目 | 間違いの記録を読み返し、弱い分野だけ確かめる | 3時間 |
落ちた人に多い「法律・倫理」の取りこぼしを直す
技術に自信がある人ほど、法律・倫理を後回しにして点を落としがちです。今のシラバスでは、「AIに関する法律と契約」「AI倫理・AIガバナンス」の2つが大項目になっています。
少なくとも、次の4つは「何を決めているか」を一言で言えるようにします。
- 著作権法:AIの学習にデータを使ってよい場合(第30条の4)と、生成物の扱い。
- 個人情報保護法:個人データを学習や分析に使うときの注意点。
- AI・データの利用に関する契約ガイドライン:AIの開発を外に頼むときの契約の考え方(経済産業省)。
- AI事業者ガイドライン:AIを開発・提供・利用する事業者が気を付けること(2026年3月に第1.2版)。
法律・倫理は、技術の分野より短い時間で点が上がりやすい分野です。落ちた人は、まずここを固めると次の回で効果が出やすくなります。
時間切れを直す練習
オンライン試験は100分で145問程度、1問あたり約41秒です。時間切れで落ちた人は、知識より解き方を直すほうが早く点が上がります。
- 30秒で飛ばす:30秒考えて分からない問題は、後で戻る印を付けて次へ進む。
- 25分ごとに位置を確かめる:その時点で36問前後まで進んでいるかを見る。
- 最後の10分は見直しに使う:印を付けた問題に戻る。
問題集の模擬試験を使い、時計を見ながら本番と同じ条件で解く練習を2回以上します。1回目より2回目で、解き終わる時間が早くなっていれば直ってきています。
うろ覚えを直す:似た用語は並べて違いを書く
選択肢の用語をどれも見たことがあるのに決め切れないのは、似た用語を並べて比べる練習が足りないためです。
表「取り違えやすい用語の例」のように、似た用語を2つ並べ、違いを一言で書きます。10組ほど書くと、選択肢で迷う回数が目に見えて減ります。
違いを具体例で確かめたいときは、過学習の対策や適合率と再現率の覚え方も参考になります。
| 用語の組み合わせ | 違い(一言) |
|---|---|
| 過学習と未学習 | 過学習は学習データに合わせすぎ、未学習は学習が足りない |
| 適合率と再現率 | 適合率は予測の正しさ、再現率は見逃しの少なさ |
| 教師あり学習と教師なし学習 | 正解のラベルがあるか、ないか |
| CNNとRNN | CNNは画像のような空間の並び、RNNは文章のような時間の並びが得意 |
| 転移学習とファインチューニング | 学習済みの知識を使う考え方と、その重みを追加で調整する方法 |
教材は変えるべき?まず版と使い方を確かめる
落ちると教材が悪かったと思いがちですが、多くの場合は教材より使い方の問題です。まず、次の2つを確かめます。
- 版が今のシラバスに合っているか:G2024#6から適用のシラバスに合わせた版か。古い版だと法律・倫理や新しい手法が足りないことがある。
- 問題集を最後まで解いたか:1周しかしていない、模擬試験を解いていない場合は、教材を変えるより2周目を先にする。
版が古い場合は、公式テキストか問題集を新しい版に替えます。JDLAが公式テキストとして案内しているのは第3版(2024年5月発売)です。
版が新しく、2周以上解いていても伸びない場合に限り、別の問題集を1冊足して、違う聞き方の問題に慣れておきます。
会社に受験を勧められていた場合の伝え方
会社の指示や勧めで受けた人は、結果の伝え方に悩むかもしれません。事実と次の予定をセットで伝えれば、落ちたこと自体が大きな問題になることは少ないはずです。
伝えるときは、次の3点を短くまとめます。
- 結果:不合格だったこと。
- 原因:振り返りで分かった原因(例:法律・倫理の範囲の準備が足りなかった)。
- 次の予定:再受験する回と、それまでの勉強の予定。
再受験の受験料を会社が負担するかどうかも、このときに確かめておきます。2年以内なら半額になることを伝えると、話が進みやすくなります。
ChatGPTで弱点を洗い出す
振り返りシートの内容をChatGPTに渡すと、原因の整理と勉強の順番を考える手助けになります。ただし、試験問題そのものを書き写して聞くのはやめてください。
依頼文「不合格の原因を整理する」は、自分のメモを貼り付けて使います。答えは参考にとどめ、計画は自分で決めてください。
よくある疑問を、ここで。
使い始める前に、気になるところから。
G検定の試験は難しいですか?
合格率は2026年の回で約77〜83%と高めですが、4〜5人に1人は不合格になります。範囲が広く、法律・倫理や最近の動向まで問われるため、勉強してから受けないと落ちることは十分あります。
落ちた後、合格まで何か月くらいかかりますか?
原因が分かっていれば、次の回までの約6週間で立て直せる人が多いと考えられます。弱い分野に絞って20〜30時間を目安にしてください。準備が大きく足りなかった人は、1つ後の回にして2〜3か月見込みます。
G検定に落ちるのは恥ずかしいことですか?
恥ずかしいことではありません。2026年の第5回でも約3,400人が不合格でした。大切なのは原因を見分けて、次の回で取り戻すことです。
自分が何点だったのかは分かりますか?
JDLAは合格ラインと得点を開示していません(2026年9月25日確認)。試験の記憶と、問題集の模擬試験の結果から、自分で弱い所を見つける必要があります。
再受験の割引はいつまで使えますか?
前回の受験日から2年以内の再受験が半額の対象です(一般6,600円・学生2,750円、2026年9月25日確認)。手順は申込の画面とJDLAの案内で確かめてください。
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出典と、この記事について
公式資料や、記事で参照した発表・報道をまとめています。仕様や料金は、利用する前に最新の案内をご確認ください。
- JDLA:G検定のよくある質問(新しいタブで開きます)
- JDLA:G検定(ジェネラリスト検定)試験概要(新しいタブで開きます)
- JDLA:「2026年 第5回 G検定」開催結果(2026年9月24日)(新しいタブで開きます)
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