スマホを白黒にすると、使う時間が減る人はいます。米国の大学生の実験では、画面を8〜10日間グレースケールにした人のスマホ時間が、1日平均37.90分少なくなりました。

一方で、白黒にしただけで依存が治るわけではありません。効き方には個人差があり、写真や地図を見るときは不便もあります。

この記事では、2026年9月24日に確認した研究とApple・Googleの公式ヘルプをもとに、設定方法と上手な使い方を説明します。

この記事の目次
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結論:減る人はいる。ただし「これだけで治る」ものではない

白黒にすると、アプリのアイコンや動画の鮮やかさが消え、画面を見続ける楽しさが少し下がります。研究では、SNSやネットを見る時間が減りました。

白黒は「やめたい」を後押しする道具で、使う時間を決めたり通知を減らしたりする方法と組み合わせると効きやすくなります。

02

研究では1日平均37.90分減った(大学生の実験)

Holte と Ferraro の研究(The Social Science Journal)では、大学生161人のうち73人の端末を8〜10日間グレースケールにしました。

グレースケールにした人は、SNSやネットを見る時間が大きく減り、画面を見る時間の合計が1日平均37.90分少なくなりました。研究者は、色がないとスマホの楽しさが減り、使う時間を抑えやすくなると考えています。

ただし、対象は米国の大学生で、期間も10日ほどです。社会人や、長く続けたときの効果は、この研究からは分かりません。

03

iPhoneの設定:カラーフィルタのグレイスケール

Appleの公式サポートの手順は次のとおりです。

  1. 設定を開く:「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」。
  2. カラーフィルタをオンにする:「カラーフィルタ」をオンにし、「グレイスケール」を選ぶ。
  3. すぐ戻せるようにする:「アクセシビリティ」の「ショートカット」で「カラーフィルタ」を選ぶと、サイドボタン(ホームボタンのある機種はホームボタン)の3回押しで切り替えられる。
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Androidの設定:おやすみ時間モードで時間を決めて白黒に

Androidでは、Digital Wellbeing の「おやすみ時間モード」に、画面をグレースケールにする設定があります。寝る前の時間帯だけ自動で白黒にできるのが便利です。

  1. 設定を開く:「設定」→「Digital Wellbeing と保護者による使用制限」。
  2. おやすみ時間モードを選ぶ:時間帯を決め、画面の設定で「グレースケール」をオンにする。

機種によって項目名や場所が少し違います。見つからないときは、設定の検索欄に「グレースケール」と入れて探してください。

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「効果ない」と感じたとき:3つの組み合わせ

白黒にしても触る時間が減らない人は、スマホを開くきっかけ(通知)や、開いた後の行き先(SNS・動画)が残っています。次の3つを組み合わせます。

  1. 通知を減らす:電話・家族・仕事の連絡以外の通知を切る。
  2. アプリに時間の上限を付ける:iPhoneはスクリーンタイム、AndroidはDigital Wellbeingのアプリタイマーを使う。
  3. 触れない時間を作る:寝室には持ち込まない、食事中は別の部屋に置く。

設定だけでは続かない人向けの方法はスマホ依存をやめたい人の記事で順番に説明しています。

  • 白黒にする時間帯を決めた(一日中か、夜だけか)
  • 写真や地図を見るときに戻すショートカットを設定した
  • 通知とアプリの時間制限も見直した
06

白黒の不便な点:写真・地図・色で区別する画面

白黒にすると、写真の確認、地図の路線の色、グラフや色分けされた予定表が見づらくなります。仕事で色を使う人は、夜だけ白黒にするのがおすすめです。

目の疲れを減らしたい場合は、白黒より画面の明るさや、夜間モード(画面を暖色にする機能)のほうが合っていることもあります。

QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

スマホを白黒にすると本当に効果がありますか?

大学生161人の研究では、8〜10日間グレースケールにした人のスマホ時間が1日平均37.90分少なくなりました。ただし対象や期間が限られ、効き方には個人差があります。通知の整理などと組み合わせると効きやすくなります。

白黒にすると目に良いですか?

白黒は、使う時間を減らす目的の方法です。目の疲れを減らしたい場合は、画面の明るさの調整や休憩、夜間モードのほうが合っていることがあります。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
写真を撮るときや地図を見るときはどうすればいいですか?

iPhoneならアクセシビリティのショートカットでカラーフィルタを選び、サイドボタンの3回押しで色を戻せます。Androidはおやすみ時間モードの時間帯を夜だけにするのが便利です。

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