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パソコンの電気代は、パソコンが使った電力量(kWh)に、電気料金の単価(円/kWh)を掛けて求めます。電力量は、消費電力(W)を1000で割ってkWにし、使った時間を掛けた値です。

単価は契約によって違いますが、全国家庭電気製品公正取引協議会はカタログなどで使う目安として31円/kWh(税込)を定めています。

この記事では、2026年9月23日に確認したこの目安単価を使い、計算の方法と計算例、実際の消費電力の測り方を説明します。運営者による実測は行っておらず、計算例の消費電力は説明用の値です。

この記事の目次
01

結論:電気代=消費電力(W)÷1000×時間(h)×単価(円/kWh)

計算の手順は3つです。

  1. 消費電力のW(ワット)を1000で割って、kW(キロワット)にします。
  2. 使った時間を掛けて、電力量のkWhを出します。
  3. 電気料金の単価(円/kWh)を掛けます。

たとえば、100Wのパソコンを1時間使うと0.1kWhで、31円/kWhなら3.1円です。

この節の表「パソコンの電気代の計算例」は、ノートPC・デスクトップ・ゲーミングPCを想定し、消費電力を30W・100W・300Wと仮に置いて、31円/kWhで計算したものです。実際の消費電力は、機種や作業の内容で大きく変わります。

パソコンの電気代の計算例(31円/kWh、消費電力は説明用の仮の値)
想定1時間/1日8時間1か月(1日8時間×30日)
ノートPC(30W)約0.9円/約7.4円約223円
デスクトップPC(100W)約3.1円/約24.8円約744円
ゲーミングPC(300W)約9.3円/約74.4円約2,232円
02

単価は契約で変わる。自分の家の単価の出し方

全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhは、2022年7月22日に改定された値で、家電のカタログなどで電気代を表示するときに使われています。電気料金は契約している電力会社やプランによって違うため、あくまで目安です。

自分の家の単価を知るには、電気料金の明細を見て、請求金額を使用量(kWh)で割ります。基本料金なども含んだ平均の単価になりますが、パソコンの電気代をおおまかにつかむには十分です。

たとえば請求金額が9,300円で使用量が300kWhなら、1kWhあたり31円です。

03

電源ユニットの「650W」は、実際の消費電力ではない

デスクトップPCの電源ユニットに書かれた「650W」などの数字は、その電源が供給できる最大の電力です。パソコンが常に650Wを使っているわけではありません。この数字で計算すると、電気代を大きく見積もりすぎてしまいます。

実際の消費電力は、作業の内容で変わります。文書作成やWebの閲覧のような軽い作業では少なく、ゲームや動画の書き出しでグラフィックボードやCPUが全力で動くと大きくなります。ノートPCのACアダプターに書かれた「65W」なども最大の値です。

04

正確に知るなら、ワットチェッカーで実際の消費電力を測る

ワットチェッカー(電力計)は、コンセントとパソコンの電源プラグの間に挿して、実際に使っている電力を表示する機器です。

たとえばリーベックスの「ET30D」は、消費電力(W)のほか、積算の使用時間・電力量(kWh)・電気料金を表示し、電気料金の単価を自分の契約に合わせて変えられます。

測るときは、ふだんの使い方で1日動かし、積算の電力量や電気料金を見ます。パソコン本体とモニターを電源タップでまとめてつなげば、合計を測れます。

ET30Dの公式の仕様では、測れる範囲は5W〜1500W(15A)で、5W以下の機器や待機電力は測れません。

  • パソコン本体(とモニター)をワットチェッカーにつないだ
  • 電気料金の単価を、自分の契約に合わせて設定した
  • ふだんの使い方で1日動かし、積算の電力量と電気料金を記録した
05

電気代を下げるには:使わない時間の設定を見直す

電気代は「消費電力×時間」なので、使っていない時間の電力を減らすのが近道です

Windowsの「設定」→「システム」→「電源」(または「電源とバッテリー」)で、「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」を開き、画面を消すまでの時間とスリープまでの時間を短くします。

長時間席を離れるときは、スリープか電源を切ります。

デスクトップPCなら、モニターの明るさを下げることも効きます。消費電力を測っておくと、UPS(無停電電源装置)の容量選びにも使えます。家庭でUPSが必要かは家庭用UPSは必要?で説明しています。

Windows 11の設定のシステム、電源の画面。電源モード、画面、スリープ、休止状態のタイムアウト、省エネ機能などの項目が並んでいる。
「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」を開くと、画面を消すまでの時間とスリープまでの時間を選べます。ノートPCでは、このページの名前が「電源とバッテリー」になります。画像を大きく見る ↗(新しいタブで開きます)
QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

パソコンの1日の電気代はいくらですか?

消費電力と使った時間で変わります。100Wのパソコンを1日8時間使うと0.8kWhで、31円/kWhなら約25円です。ノートPCならこれより少なく、ゲーミングPCで重いゲームをすると多くなります。

ゲーミングPCの1か月の電気代はどれくらいですか?

仮に消費電力を300Wとし、1日4時間・30日遊ぶと36kWhで、31円/kWhなら約1,116円です。実際の消費電力はゲームや設定で大きく変わるため、ワットチェッカーで測ってから計算すると正確です。

パソコンをつけっぱなしにすると、電気代はいくらですか?

仮に何もしていないときの消費電力を50Wとすると、24時間で1.2kWh、30日で36kWhになり、31円/kWhで約1,116円です。使わない時間はスリープや電源オフにすると減らせます。

ノートパソコンの消費電力はどれくらいですか?

機種と使い方で変わります。ACアダプターに書かれた「65W」などは最大の値で、文書作成などの軽い作業ではそれより少ないことが多いです。正確に知るには、ワットチェッカーで測ります。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。

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