この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。
SnapdragonのWindowsノートとは、スマホでも使われるArmという設計のプロセッサー「Snapdragon」を搭載したWindows 11のノートPCです。電池持ちが良く、AI処理用のNPUを持つCopilot+ PCが多いのが特長です。
一方、これまでのWindows PCのIntelやAMDのプロセッサーとは設計が違うため、アプリや周辺機器によっては動かないことがあります。
この記事では、2026年9月23日に確認したMicrosoftとFMV(富士通クライアントコンピューティング)の公式情報をもとに、動くもの・動かないものと、買う前の確かめ方を説明します。
この記事の目次
結論:多くのアプリは動く。周辺機器・ゲーム・ドライバー入りのソフトは確認が必要
FMVの案内では、Snapdragon X搭載のパソコンにはWindows 11のArm64版が入っていて、Arm64に対応していないアプリを動かす機能があるため、多くのWindowsアプリをそのまま使えます。
ただし、一部のアプリ(ゲームなど)は動かない場合があります。
この節の表「SnapdragonのWindowsノートで動くもの・確認が必要なもの」で、自分がよく使うものを確かめてください。確認が必要なものに当てはまる場合は、買う前にメーカーの情報を調べます。
| 種類 | 動くか | 理由 |
|---|---|---|
| ブラウザ・Officeなど一般的なアプリ | 多くは動く | Arm版があるか、エミュレーションで動く |
| Intel・AMD向け(x64・x86)のアプリ | 多くは動く | Windows 11のエミュレーションで動く(速さは落ちることがある) |
| プリンター・スキャナーなどの周辺機器 | 確認が必要 | Windows組み込みかArm64版のドライバーが必要 |
| アンチチートを使うオンラインゲーム | 確認が必要 | アンチチートのドライバーが非対応だと動かない |
| 独自のドライバーを入れるソフト | 確認が必要 | ドライバーはArm64版でないと動かない |
アプリはどう動く?Arm版とエミュレーション
Microsoftの説明では、Windows 11は、変更されていない既存のx64・x86のアプリを、Armのデバイスでエミュレーションによって実行できます。そのため、既存のアプリやツールの大部分が動作するとしています。
ただし、エミュレーションには処理の負担があり、最高の速さと電池持ちを得るには、Arm版(Armネイティブ)のアプリが必要です。
よく使うアプリにArm版があるかは、アプリの公式サイトのダウンロードページで「Arm64」「ARM版」の記載を探します。
Microsoftは、x64版のアプリが動かない場合、x86版なら動くことが多いとも案内しています。
周辺機器:ドライバーがArm64に対応しているかで決まる
MicrosoftのFAQでは、周辺機器やデバイスは、必要なドライバーがWindows 11に組み込まれているか、ハードウェアのメーカーがArm64版のドライバーを公開している場合にだけ動作するとしています。
開発者向けのFAQでも、カーネルモードのドライバーと印刷用のドライバーは、Arm64のネイティブ版でなければならないと説明しています。
マウスやキーボード、USBメモリのように、Windowsに標準のドライバーで動くものは、多くの場合そのまま使えます。
専用のソフトやドライバーを入れて使うプリンター、スキャナー、ペンタブレット、業務用の機器は、メーカーのサポート情報で「Windows 11 Arm」「Arm64」への対応を確かめます。
- プリンター・スキャナーのメーカーのサイトで、Arm64版のドライバーの有無を確かめた
- 専用ソフトが必要な周辺機器(ペンタブレットなど)の対応を確かめた
- 会社や学校の指定のソフト(VPNなど)が、Arm版Windowsで使えるか確かめた
ゲーム:アンチチートを使うオンラインゲームは要注意
MicrosoftのFAQでは、ゲームは、Windows 11のArmベースのPC向けに設計されていない「アンチチート」のドライバーに依存している場合、動作しないことがあるとしています。
アンチチートは、不正行為を防ぐためのソフトで、多くのオンライン対戦ゲームが使っています。
遊びたいゲームがある場合は、ゲームの公式サイトのよくある質問や動作環境で、Arm版Windowsへの対応を確かめます。対応の記載がなければ、IntelやAMDのプロセッサーのPCを選ぶと安心です。
買う前に確かめる3つのことと、調べ方
Microsoftは、アプリがArmで動くかの情報源として「Windows on Arm Ready Software」(worksonwoa.com)を案内しています。
FMVも、Arm版Windowsの動作確認サイトやクアルコムのアプリ情報、MicrosoftのFAQを確認先に挙げています。
次の3つを書き出し、それぞれ互換性のサイトとメーカーのサポート情報で確かめます。
- 毎日使うアプリ:Arm版があるか、動作の情報があるか
- つなぐ周辺機器:ドライバーがArm64に対応しているか
- 遊ぶゲーム:Arm版Windowsへの対応が書かれているか
1つでも動かないものがあり、代わりが見つからない場合は、IntelかAMDのプロセッサーのPCを選びます。Copilot+ PCやNPUについてはNPUとは?で説明しています。
- 毎日使うアプリを3つ書き出し、Arm版か動作の情報を確かめた
- 周辺機器のドライバーのArm64対応を確かめた
- 遊ぶゲームのArm版Windowsへの対応を確かめた
よくある疑問を、ここで。
使い始める前に、気になるところから。
SnapdragonのPCは、Windows 11と互換性がありますか?
Snapdragon X搭載のPCには、Windows 11のArm64版が入っています。Windowsそのものは普通に使え、多くのアプリもArm版かエミュレーションで動きます。ただし、一部のアプリや周辺機器、ゲームは動かないことがあります。
Snapdragonで使えないソフトはありますか?
アンチチートを使う一部のオンラインゲームや、Arm64版のドライバーがないソフト・周辺機器は動かないことがあります。使いたいソフトは、Windows on Arm Ready Softwareやメーカーのサポート情報で確かめます。
Snapdragon搭載のPCはどんな人に向いていますか?
ブラウザやOffice、オンライン会議が中心で、電池持ちを重視する人に向いています。専用のドライバーが要る周辺機器や、対応していないゲームを使う人は、IntelやAMDのPCが無難です。
今のプリンターは、SnapdragonのPCで使えますか?
プリンターのドライバーがWindows 11に組み込まれているか、メーカーがArm64版のドライバーを出していれば使えます。プリンターのメーカーのサイトで、Windows 11 Arm版への対応を確かめてください。
この記事を共有する
出典と、この記事について
公式資料や、記事で参照した発表・報道をまとめています。仕様や料金は、利用する前に最新の案内をご確認ください。
- Microsoft Learn:Arm 版 Windows のドキュメント(新しいタブで開きます)
- Microsoft Learn:Arm 版 Windows のサポートに関してよく寄せられる質問(新しいタブで開きます)
- Microsoft サポート:Windows ARM ベースの PC に関するよくあるご質問(新しいタブで開きます)
- FMVサポート:【Snapdragon X搭載機種をご購入のお客様へ】アプリや周辺機器の対応状況について(2026年1月13日)(新しいタブで開きます)
- FMV Store:Copilot+ PC(新しいタブで開きます)
確認した内容と条件は本文に記載しています。結果や使い勝手は、資料や環境によって異なります。編集方針を読む




ぜひコメントください