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USB4とThunderboltは、どちらもUSB-Cの端子を使う高速な接続の規格です。USB4はUSBの規格団体(USB-IF)が定めた規格で、Thunderboltは、Intelが一定以上の性能を満たす製品だけに認証を与える規格です。
形が同じなので見分けにくいのですが、最大の速度や、つなげる画面の数、周辺機器に給電できる電力が違います。
この記事では、2026年9月23日に確認したIntelとUSB-IFの公式資料をもとに、3つの規格の違いと見分け方、用途別の選び方を説明します。
この記事の目次
結論:Thunderboltは「必ずできること」が決まっている。USB4は製品ごとに違う
Intelの比較では、Thunderbolt 4の製品は、40Gbps以上の帯域と、4K以上の画面2台への出力に必ず対応しています。
Thunderbolt 5は80Gbpsの双方向の帯域を持ち、映像の通信が多いときは片方向を最大120Gbpsに広げる「Bandwidth Boost」を備え、8Kの画面2台に対応します。
一方、USB-IFの資料では、USB4には「USB4 20Gbps」と「USB4 40Gbps」の2つの速度があります。
映像出力などの対応も製品ごとに違うため、USB4と書かれていても、Thunderbolt 4と同じことができるとは限りません。この節の表「USB4とThunderbolt 4・5の違い」で比べてください。
| 規格 | 速度と画面出力 | PCIeと周辺機器への給電(最低) |
|---|---|---|
| USB4 | 20Gbpsか40Gbps(製品による)/画面出力は製品による | PCIeは製品による/7.5W |
| Thunderbolt 4 | 40Gbps以上/4K×2画面以上 | 32Gbps/15W |
| Thunderbolt 5 | 80Gbps(最大120Gbps)/8K×2画面 | 64Gbps/15W |
つなぐとどうなる?形が同じなら動くが、遅い側に合わせる
USB4とThunderboltの機器は、どれも同じUSB-Cの端子なので、差し込むこと自体はできます。つないだときは、PC・ケーブル・周辺機器のうち、いちばん性能の低いものに合わせて動くのが基本です。
たとえば、Thunderbolt 5のPCにUSB4 20Gbpsのケーブルをつなぐと、速度は20Gbpsまでになります。
Thunderbolt専用の機能を使う周辺機器(高速の外付けSSDケースやドックなど)は、PC側がThunderboltに対応していないと、動かないか、機能が制限されることがあります。
買う前に、PC・ケーブル・周辺機器の3つの仕様をそろえて確認しましょう。
見分け方:ポートの横のマークと、PCの仕様表を見る
PCのUSB-Cポートの横には、対応する規格を示すマークが付いていることがあります。
稲妻の形のマークはThunderbolt、USBのロゴに「40」や「80」などの数字が添えられたものは、USB-IFの認証を受けた40Gbps・80Gbpsの対応を示します。
マークがない場合は、PCメーカーの仕様表の「インターフェース」の欄で確かめます。
USB-IFは、消費者向けには「USB 40Gbps」「USB 80Gbps」のように速度で表記するよう求めています。
「USB4 Version 2.0」のような仕様書上の名前は、製品の箱や広告には使わない方針です。売り場や通販では、規格名より速度の数字を見ると間違えにくくなります。
- PCのポートの横に稲妻のマークか、数字つきのUSBロゴがある
- マークがなければ、PCの仕様表で「Thunderbolt 4」「USB4 40Gbps」などの表記を確かめた
- ドックや外付けSSDの対応規格(Thunderbolt専用か、USB4でも動くか)を確かめた
ケーブルも同じ速度のものを使う
PCと周辺機器が40Gbpsに対応していても、ケーブルが10Gbpsまでなら10Gbpsでしか動きません。USB-IFの認証を受けたケーブルには、「40Gbps」「240W」のように、データの速度と流せる電力の両方が表示されます。
ドックや外付けSSDに付属のケーブルがあれば、まずそれを使います。買い足す場合は、USB4やThunderboltの認証品で、必要な速度と電力がはっきり書かれたものを選びます。
ケーブルの表示の読み方はUSB-Cケーブルの見分け方で詳しく説明しています。
用途別:どの規格が必要か
外付けSSDでファイルを移す、スマホを充電する、といった使い方なら、USB 10Gbps〜20Gbpsでも十分なことが多く、Thunderboltは必須ではありません。
一方、ドック1台に2台のモニターと有線LAN、周辺機器をまとめてつなぎたい場合は、2画面への映像出力に必ず対応しているThunderbolt 4以上を選ぶと安心です。
8Kの画面や、とても速い外付けSSD、外付けのグラフィックボードを使う場合は、Thunderbolt 5の速さを生かせます。
ただし、PC・ケーブル・周辺機器のすべてがThunderbolt 5に対応している必要があります。
USB 3.2の「Gen1」「Gen2」との違いはUSB 3.2 Gen1・Gen2・Gen2x2の違いで比べています。
| やりたいこと | 目安 |
|---|---|
| 外付けSSDでファイルを移す | USB 10Gbps〜20Gbpsで十分なことが多い |
| ドック1台でモニター2台と周辺機器をつなぐ | Thunderbolt 4以上が確実 |
| 8K画面・高速SSD・外付けGPU | Thunderbolt 5(すべての機器が対応している場合) |
| スマホやノートPCの充電 | 規格より、USB PDの対応W数を確認 |
よくある疑問を、ここで。
使い始める前に、気になるところから。
ThunderboltとUSB4は互換性がありますか?
どちらもUSB-Cの端子なので、つなぐことはできます。ただし、速度や機能は、PC・ケーブル・周辺機器のうち性能の低いものに合わせて動きます。Thunderbolt専用の周辺機器は、PCがThunderboltに対応していないと動かないことがあります。
Thunderbolt 5とUSB4の違いは何ですか?
Intelの資料では、Thunderbolt 5は80Gbpsの双方向の帯域(映像の多い通信では最大120Gbps)と8K2画面に対応します。USB4は20Gbpsか40Gbpsの製品があり、映像出力などの対応は製品ごとに違います。
USBとThunderboltの違いは何ですか?
USBはUSB-IFが定める幅広い規格で、Thunderboltは、Intelが一定以上の速度や画面出力、給電を満たす製品だけに認証を与える規格です。Thunderbolt対応のポートには、稲妻の形のマークが付いていることが多いです。
USB4とThunderbolt 4のケーブルは互換性がありますか?
どちらもUSB-Cなので差し込むことはできますが、ケーブルが対応する速度と電力までしか使えません。40Gbpsで使いたい場合は、40Gbpsの認証を受けたケーブルかThunderbolt 4のケーブルを使います。
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出典と、この記事について
公式資料や、記事で参照した発表・報道をまとめています。仕様や料金は、利用する前に最新の案内をご確認ください。
- Intel:Thunderbolt Technology(Thunderbolt 5・4とUSB4の比較)(新しいタブで開きます)
- USB-IF:USB4 Specification Language Usage Guidelines(PDF)(新しいタブで開きます)
- USB-IF:USB Data Performance Language Usage Guidelines(2024年1月、PDF)(新しいタブで開きます)
- エレコム:USB4ケーブル(認証品)USB4-CCPE10NBK(新しいタブで開きます)
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