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USB 3.2のGen1・Gen2・Gen2x2は、USBでデータを送る速さの段階を表す名前です。Gen1は5Gbps、Gen2は10Gbps、Gen2x2は20Gbpsで、数字が大きいほど速くなります。

ややこしいのは、同じ5Gbpsが「USB 3.0」「USB 3.1 Gen1」「USB 3.2 Gen1」と、時期によって違う名前で呼ばれてきたことです。

この記事では、2026年9月23日に確認したUSBの規格団体(USB-IF)の文書をもとに、規格名と速度の対応、実際の速度の決まり方、機器の選び方を説明します。

この記事の目次
01

結論:Gen1=5Gbps、Gen2=10Gbps、Gen2x2=20Gbps

USB-IFの文書では、USB 3.2の速度は3段階です。USB 3.2 Gen 1は5Gbps、Gen 2は10Gbps、Gen 2x2は20Gbpsです

この節の表「USBの規格名と速度の早見表」で、手持ちの機器の名前がどの速度にあたるかを確かめてください。

USB-IFは、消費者向けの箱や広告では、規格名ではなく「USB 5Gbps」「USB 10Gbps」「USB 20Gbps」のように速度で書くよう求めています。最近の製品で「Gen」の文字が見当たらないのはそのためです。

USBの規格名と速度の早見表(USB-IFの文書を基に作成)
速度規格名(旧名を含む)今の表記
5GbpsUSB 3.2 Gen 1(USB 3.1 Gen 1、USB 3.0)USB 5Gbps
10GbpsUSB 3.2 Gen 2(USB 3.1 Gen 2)USB 10Gbps
20GbpsUSB 3.2 Gen 2x2USB 20Gbps
20Gbps・40GbpsUSB4USB 20Gbps・USB 40Gbps
02

なぜ名前がややこしいのか:USB 3.2が過去の規格をまとめた

USB-IFの文書によると、USB 3.2の仕様は、それまでの3.xの仕様をすべて取り込んでいます。

そのため、以前「USB 3.0」や「USB 3.1 Gen 1」と呼ばれていた5Gbpsの製品は、今の名前では「USB 3.2 Gen 1」にあたります。中身の速度は変わっていません。

古い製品の箱には「USB 3.0」、新しい製品には「USB 3.2 Gen 1」や「USB 5Gbps」と書かれていても、どれも5Gbpsです。名前が新しいから速い、とは限らない点に注意します。

03

Gen2x2は「10Gbpsの通り道を2本」使う。USB-Cどうしが条件

Gen2x2の「x2」は、10Gbpsの通り道(レーン)を2本同時に使って20Gbpsにする、という意味です。USB-IFは、USB-Cのケーブルは当初から複数のレーンで使えるように作られていると説明しています。

そのため、20Gbpsで使うには、PC側と機器側の両方がUSB-Cで、どちらもGen2x2に対応している必要があります

Gen2x2に対応していないポートにつなぐと、そのポートの速度(10Gbpsなど)で動きます。

USB4やThunderboltのポートでも、Gen2x2の20Gbpsで動くとは限らず、10Gbpsで動くことがあります。

Gen2x2の外付けSSDを買う前に、PCの仕様表で「USB 3.2 Gen 2x2」または「USB 20Gbps」の対応を確かめます。

04

実際の速度は、PC・ケーブル・機器のうち遅いものに合わせて決まる

USBの速度は、PCのポート、ケーブル、外付けSSDなどの機器の3つがそろって初めて出ます

たとえば、10Gbpsの外付けSSDを5Gbpsのポートにつなぐと5Gbpsで、10Gbpsのポートでもケーブルが5Gbpsまでなら5Gbpsで動きます。

また、Gbps(ギガビット毎秒)はビットの単位で、ファイルのコピーの速さでよく使うMB/s(メガバイト毎秒)とは違います。

1Gbpsは計算上125MB/sなので、10Gbpsなら最大1,250MB/sですが、実際の速度は通信の余分なデータや機器の性能で、これより遅くなります。

  • PCのポートの速度(仕様表の「USB 3.2 Gen 2」「USB 10Gbps」など)を確かめた
  • ケーブルが同じ速度に対応している(付属のケーブルを使うのが確実)
  • 外付けSSDなどの機器の速度も同じか、それ以下である
05

外付けSSDを選ぶなら:PCのポートの速度に合わせる

外付けSSDは、PCのポートより速いものを買っても、その分の速さは出ません。PCのポートが10Gbpsに対応していれば、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)の外付けSSDが、価格と速さのバランスを取りやすい選び方です。

Gen2x2(20Gbps)の外付けSSDは、PCも20Gbpsに対応している場合に選びます。

USB4やThunderboltとの違いはUSB4とThunderbolt 4・5の違いで、外付けSSDとHDDの選び方は外付けSSDとHDDはどっち?で説明しています。

QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

USB4とUSB 3.2 Gen2x2は互換性がありますか?

つなぐことはできますが、USB4のポートでGen2x2の20Gbpsが出るとは限らず、10Gbpsで動くことがあります。20Gbpsで使いたい場合は、PCの仕様表でGen2x2(USB 20Gbps)の対応を確かめます。

USB 3.2 Gen 2x2とは何ですか?

10Gbpsの通り道を2本同時に使って、20Gbpsでデータを送る方式です。USB-Cどうしでつなぎ、PCと機器の両方が対応している必要があります。

USB 3.1 Gen1とGen2のケーブルの違いは何ですか?

Gen1のケーブルは5Gbps、Gen2のケーブルは10Gbpsまで対応します。10Gbpsで使いたい場合は、10Gbps(Gen2)以上に対応したケーブルを選びます。形が同じでも、ケーブルの対応速度より速くはなりません。

USB 3.2 Gen1の機器を、古いUSB 2.0のポートで使えますか?

多くの機器は使えますが、速度はUSB 2.0の480Mbpsまでになります。外付けSSDなどは、機器の性能を生かすため5Gbps以上のポートにつなぎます。

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