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Wi-Fi 7とは、無線LANの規格「IEEE 802.11be」の呼び名で、Wi-Fi 6(802.11ax)の次の世代です。複数の周波数帯を同時に使って通信を安定させる「MLO」や、6GHz帯での320MHzの広い通り道などで、速さと安定性を高めています。

ただし、ルーターだけをWi-Fi 7にしても、スマホやパソコン、インターネット回線が対応していなければ、その力は生かせません。

この記事では、2026年9月23日に確認したMicrosoftとTP-Linkの公式情報をもとに、Wi-Fi 7が今必要かを判断する3つの条件を説明します。

この記事の目次
01

結論:「端末」「回線」「今のルーター」の3条件で判断する

Wi-Fi 7の速さは、ルーターとスマホ・パソコンの両方が対応して初めて出ます。TP-Linkも、Wi-Fi 7を使うにはWi-Fi 7対応のルーターと、対応するスマホやPCなどの端末が必要だと説明しています。

この節の表「Wi-Fi 7が今必要かを判断する3つの条件」で、自分の状況を確かめてください。当てはまる条件が多いほど、買い替えの効果は大きくなります。

Wi-Fi 7が今必要かを判断する3つの条件(公式情報を基にPROBEFOLIOが整理)
条件確かめ方当てはまらない場合
よく使う端末がWi-Fi 7に対応スマホ・PCの仕様表、Windowsのコマンドルーターだけ替えても速さは変わらない
1Gbpsを超える回線や、家の中で大きなデータをやり取りする契約中の回線の最大速度ネットの速さは回線で頭打ちになる
今のルーターがWi-Fi 5以前ルーターの型番と仕様Wi-Fi 6/6Eなら急ぐ必要は小さい
02

Wi-Fi 7で変わること:320MHz幅、4096-QAM、MLO

Microsoftの説明では、Wi-Fi 7の主な新機能は次の3つです。

  1. MLO(マルチリンク操作):2.4GHz・5GHz・6GHzの複数の帯域を同時に使い、混雑を避けて接続を保ちます。
  2. 320MHzの超ワイドな帯域幅:6GHz帯で使え、速度を2倍にします。
  3. 4096-QAM:データの詰め込み方を細かくして、転送量を20%増やします。

TP-Linkは、320MHzの帯域幅は6GHz帯だけで使えると説明しています。6GHz帯のないWi-Fi 7ルーター(2.4GHzと5GHzの2バンドの製品)では、この最大の速さは出ません。

03

端末の確かめ方:WindowsはWi-Fi 7に24H2以降が必要

Microsoftは、Wi-Fi 7はWindows 11のバージョン24H2以降で使えると案内しています。あわせて、Wi-Fi 7に対応したルーターとワイヤレスネットワークアダプター、セキュリティの規格WPA3への対応が必要です。

PCの対応は、コマンドプロンプト(またはターミナル)で「netsh wlan show drivers」と入力して確かめられます。

「サポートされている無線の種類」に「802.11be」があればWi-Fi 7、「802.11ax」ならWi-Fi 6/6Eに対応しています。

スマホやタブレットは、メーカーの仕様表の「Wi-Fi」や「無線LAN」の欄で「Wi-Fi 7」「IEEE 802.11be」の記載を確かめます。

接続後にMLOが使われているかは、Windowsの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」で、接続中のネットワークのプロパティを開いて確かめます。

「ネットワーク帯域(チャネル)」に複数の帯域が表示されれば、MLOに対応しています。

  • Windows 11のバージョンが24H2以降である
  • 「netsh wlan show drivers」で「802.11be」が表示された
  • スマホの仕様表に「Wi-Fi 7」または「IEEE 802.11be」の記載がある
04

回線と家の広さ:Wi-Fi 7にしても回線の速さは超えない

インターネットの速さは、Wi-Fiだけでなく契約している回線の速さでも頭打ちになります。最大1Gbpsの光回線なら、Wi-Fi 7のルーターにしても、インターネットの速さは1Gbpsを超えません

一方、10ギガの光回線を契約している場合や、家の中のNASとのやり取りが多い場合は、Wi-Fi 7の速さを生かしやすくなります。

Wi-Fi 7にしても、1Gbpsの回線で意味がないわけではありません。家族の多くの端末が同時につながる家では、混雑を避けるMLOなどで、つながりやすさが良くなる場合があります。

ただし、壁の多い家や離れた部屋の電波の弱さは、ルーターの規格よりメッシュWi-Fiなど置き方の工夫で改善することが多いです。

05

買い替えるなら:6GHz帯と2.5Gbpsの有線端子を確かめる

Wi-Fi 7のルーターを選ぶときは、6GHz帯を含む3バンド(トライバンド)かを確かめます。6GHz帯がないと、320MHz幅は使えません。

また、有線の端子が1Gbpsまでだと、10ギガの回線やNASの速さを生かせないため、2.5Gbps以上の有線端子があるかも見ます。

6GHz帯のWi-Fiが表示されない・つながらないときの確認は、6GHz帯のWi-Fiにつながらないときで説明しています。

QUICK ANSWERS

よくある疑問を、ここで。

使い始める前に、気になるところから。

光回線が1GbpsならWi-Fi 7は無駄ですか?

インターネットの速さは1Gbpsを超えないため、速さの面の効果は小さくなります。ただし、多くの端末が同時につながる家では、混雑を避ける機能で安定しやすくなる場合があります。今のルーターがWi-Fi 6なら、急いで替える必要は小さいでしょう。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
Wi-Fi 7に対応していない端末はどうなりますか?

Wi-Fi 7のルーターは、Wi-Fi 6や5などの古い端末ともつながりますが、その端末が対応する規格の速さで通信します。Wi-Fi 7の速さを使えるのは、対応した端末だけです。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
Wi-Fi 6と7はどちらがいいですか?

端末がWi-Fi 7に対応し、速い回線や家の中の大きなデータのやり取りがあるならWi-Fi 7が向いています。端末がWi-Fi 6までなら、Wi-Fi 6のルーターでも性能を生かせます。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。
Wi-Fi 7と有線LANは、どちらが速いですか?

条件によって変わりますが、有線LANは電波の状態に左右されず安定しています。ゲーム機や据え置きのPCなど、ルーターの近くの機器は有線でつなぐと安定します。

この記事の内容をもとにした、編集部からの提案です。

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